【横浜FC|新体制】目標は「トップ10」入り。スタイルの継続と進化で躍進を期す

2020年01月13日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

補強について指揮官は「満足しています」

レンタルバックをのぞく今季の新戦力は11人(古宿は選手権決勝のため欠席)。前列左からマギーニョ、松尾、下平監督、熊川、瀬古。後列左から一美、志知、六反、星、小林、手塚。写真:滝川敏之

 13年ぶりにJ1昇格を果たした横浜FCが1月13日、横浜市内で新体制発表記者会見を行なった。

 同会見で、服部健二GMは今季の目標を「トップ10」と説明。昇格組のチームにとって決して簡単なミッションではないが、下平隆宏監督は、これまで積み上げてきたスタイルの継続と進化を強調。「しっかりポゼッションして、自分たちの時間を長くして、主導権を持って。その精度が上がれば十分に可能性はある」と意気込みを口にする。

 また中期目標として、「2022年までにJ1リーグへ定着」、「2024年までにいずれかのタイトル獲得、ACL出場権獲得」などが掲げられ、新シーズンをその足掛かりとするつもりだ。

 今季の新加入選手は、レンタルバックの市川暉記と安永玲央を除き、全部で11人。昨季は京都のエースとしてJ2で17ゴールを挙げた一美和成、柏時代に下平監督の指導を受けたゲームメーカーの手塚康平、攻守両面でアグレッシブに戦える志知孝明など、楽しみな戦力が加わった。指揮官も「必要な選手をしっかり揃えていただいて、補強としては満足しています」と話した後、「見ても分かると思いますが、イケメン揃いです(笑)。横浜の地に合うような爽やかなイケメンで、そこも期待してほしいです」と言って会場を盛り上げた。

 開幕戦の相手は天皇杯覇者の神戸。下平監督は「チャンスはあると思う。逆に(勝利を)狙っている」と表情を引き締める。ポテンシャルを秘めた若手はもちろん、三浦知良や中村俊輔など経験豊富な名手を擁するなど注目必至の横浜FCが、久々となるトップリーグで旋風を巻き起こせるか期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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