【浦和】新加入FWレオナルドが切り札になるか?第1の課題は…

2020年01月07日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

昨年に比べれば、やや腰回りに余分な肉がついたようだが

始動日から合流したレオナルド。時折笑顔を見せながらトレーニングに励んだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズは1月7日、2020年シーズンの開幕に向けてトレーニングを開始した。

 オフの期間になまった身体をほぐしながら、チームの雰囲気を確認するように練習メニューに励んでいたのが、新加入FWのレオナルドだ。

 今季アルビレックス新潟から完全移籍でやってきたブラジル人ストライカーの最大の魅力は決定力。エリア内でDFのマークを受けながらも、巧みにキープしてゴールを陥れる。来日1年目の18年シーズンにJ3のガイナーレ鳥取で24ゴールを挙げ、新潟に移籍した昨季にはJ2で38試合・28ゴール。J3、J2で2年連続の得点王に輝いた実力は、伊達ではないだろう。

 さらに昨季の浦和はリーグワースト4位の34得点と深刻な攻撃力不足に喘いでいた。12ゴールを決めたエースの興梠以外は不甲斐ない結果に終わった状況とあって、レオナルドに救世主として大きな期待がかかるのは当然だ。
 
 午前午後の2部構成で行なわれた練習初日は、キュラソー代表のマルティノスと談笑しながらパス交換をしたり、雨天の中でフィジカル強化のサーキットメニューに汗を流したりと、充実した1日を過ごしていた様子だ。

 ただし昨年に比べれば、やや腰回りに余分な肉がついたようだ。第1の課題は、これからコンディションを上げて、まずはトップフォームに戻すことだろう。

 大槻毅監督は、「チームのために貢献すること。その姿勢を見せることが最低限のベース。その次に個人の良さを上乗せして表現してほしい」と新戦力に期待を寄せている。

 J3、J2で見せた抜群の得点力を、J1の舞台でも披露できるか。22歳の若きブラジリアンが復活への切り札となる。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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