【浦和】始動日からいきなり紅白戦を実施!新布陣4バックの顔ぶれは?

2020年01月07日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

昨季の3-4-2-1ではなく、4-4-2を採用

昨季低迷するチームで12得点と孤軍奮闘。今年もエースの興梠には期待が懸かる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズの2020シーズンが始動した。

 1月7日、大原サッカー場でトレーニングを開始。2年目の大槻毅監督の下、昨年チーム得点王の興梠慎三をはじめ、新加入のブラジル人FWレオナルド、大分からレンタルバックした伊藤涼太郎らが汗を流した。

 14位に終わった昨年の雪辱を果たすため、今年は初日から強度の高いメニューが組まれた。ランニングからはじまり、基礎練習、パスワークと進んでいき、最後には70メートルほどに縮めたピッチで紅白戦が行なわれた。

 そこで見られた大きな変化がシステム変更だ。昨季は3-4-2-1で戦っていた大槻監督はこの日、4-4-2を採用した。

 布陣は以下のとおり。
 
 ビブスチームは、GK西川周作(途中から鈴木彩艶)に、4バックは右から岩武克弥、岩波拓也、槙野智章、荻原拓也。2ボランチは柴戸海、伊藤。右サイドハーフにマルティノス、左サイドハーフに関根貴大。2トップは興梠、杉本健勇。

 ビブスなしチームは、GK福島春樹(途中から石井僚)、ディフェンスラインは右から練習生、鈴木大輔、阿部勇樹、山中亮輔。2ボランチに柏木陽介、青木拓矢。右サイドハーフに長澤和輝、左サイドハーフに汰木康也、2トップはレオナルド、武富孝介。

 2本目はビブスチームで興梠とレオナルドが2トップを組むなど多少の変更も見られた。

 練習を終えた槙野は、新たなチャレンジを歓迎。「システムにあまり執着し過ぎるとあまり良くないですけど、4バックをやれる選手、経験のある選手はたくさんいますし、これまでにない変化のひとつだと思っています。攻撃的に、ゴールを奪いに行く姿勢を持つ意味では、その大きな変化は必要だと思っていました。時間はそんなにかからないとは思いますけど、攻撃参加するとか、立ち位置のところをもう少し明確にやっていかないといけない」と語る。

 また2トップの一角でプレーした武富も、「自分としてもやってきたことがあるので、そんなに違和感はないです。フォーメーションが変わって、やり方も変わると思いますけど、大槻さんのやりたいサッカーを考えると、4-4-2のほうが、選手とのギャップが生まれづらいのかなと。オーソドックスな戦いができると思います」とポジティブな印象を語る。

 昨年末には、土田尚史氏をスポーツダイレクターに、西野努氏を補佐役のテクニカルダイレクターに据えて強化体制を刷新した浦和は、"復活"を懸けてピッチ内でも改革を進めようとしている。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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