「俺はマスコットになるために来たんじゃない」イブラヒモビッチがミラン入団会見でズラタン節連発!

2020年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

アマチュアクラブから早速ゴールも!

ミランに電撃復帰を果たしたイブラヒモビッチ。背番号は「空き番号から子供が選んだ」と21番に決定。(C)Alberto LINGRIA

 38歳でのセリエA再挑戦でも、ズラタン・イブラヒモビッチの自信に変わりはない。

 7年半ぶりにミランに復帰したイブラヒモビッチが1月3日、入団会見に臨んだ。ミラニスタを熱狂させているスウェーデンの"王"は、そのビッグマウスも健在だった。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、イブラヒモビッチは「アドレナリンを欲していた。ミランを断ることなどできない。自分が好きなクラブだ。2012年に自分は退団を望んでいなかった」と話している。

「1年前にレオナルド(当時のディレクター)から誘われたが、まだイタリアに戻って違いをつくる用意ができていないと感じた。今はこれまでにないほど生き生きしていると感じている」

 そう心境を語った百戦錬磨のストライカーは、こう續けた。

「1試合ずつ考えていこう。自分はチームを助け、チームを良くするためにここに来た。これは100メートル走ではなくマラソンなんだ。それがチームとしての目標さ」
 
「個人的な目標は、ピッチで楽しむことだ。芝のにおいを感じ、スタジアムのプレッシャーを感じたい。ブーイングされても、アドレナリンが増すだけさ。そして最後には拍手をすることになる」

 もちろん、38歳となった今は、前回ミランでプレーした時とは違う。本人も、「28歳の頃みたいにプレーできないことは完璧に分かっている」としながらも、こう語気を強めた。

「でも、賢い選手というのはマネジメントできるものだ。走るのを減らして、40メートルからのシュートを増やすこともできる」

 これまで、ミランのレジェンドがクラブに復帰して失敗に終わったケースも少なくない。だが、「自分がやることへの情熱を失っていない。準備はできている」と意気込んだ。

「この数カ月、かなりトレーニングしてきたんだ。ボールには触っていないけど、それは問題の最後でしかない。俺はマスコットになるためにここに来たんじゃない」

 ロサンゼルス・ギャラクシーを退団してから時間が経っていることもあり、コンディション調整に時間がかかるとの見方も少なくなかったイブラヒモビッチ。だが、3日のアマチュアクラブとのミニゲームでは、さっそく先発出場で1得点・1アシストを記録した。

 6日のサンプドリアとの新年初戦で、イブラヒモビッチが再デビューするのか。注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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