新国立のピッチに「気持ちいい」と好感触。神戸の古橋亨梧が“改修後初ゴール”を狙う‼

2019年12月31日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「個人的にはいい感じで調整できている」

芝生の感触を確かめるようにピッチに足を踏み入れた古橋。”元日決戦”での活躍に期待が懸かる。(C)SOCCER DIGEST

 1月1日に鹿島アントラーズとの天皇杯決勝を控えるヴィッセル神戸は、新国立競技場で前日練習を行なった。

 国立競技場は16年12月から立て直しが図られ、今年12月にリニューアルオープンしたばかり。この天皇杯決勝が、改修後初のスポーツイベントとなる。

 前日練習では、ゾロゾロと選手が競技場内へと姿を現わす。なかでも先頭を切ってピッチに足を踏み入れたのは古橋亨梧だった。

「気持ち良かったです。ボールを蹴るのも気持ちいいですし、明日が楽しみです」

 新たな聖地の芝生を踏んだ感想をシンプルに表現。そんな古橋に求められるのが、"新国立初ゴール"だ。先制点を奪ってゲームを優位に進めるには、今年ブレイクした24歳のアタッカーの働きが重要になる。
 
 コンディション精神状態も万全だ。緊張や焦りはなく、「個人的にはいい感じで調整できている。リラックスしています」と言う。

 クラブの歴史上初タイトルが懸かる一戦でも、あくまで平常心――。

「僕たちはいつもどおりボールをつないで、相手の間でボールを引き出して、隙があれば背後を狙いにいく。今までそうやってやってきたので、それを崩さず出来たらと思います」

 "新国立"でその快足を飛ばして、チームを勝利に導けるか。古橋の活躍に期待したい。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事