「ラツィオの悪夢」王者ユベントスが同じ相手に2週間で2敗!スーペルコッパに敗れC・ロナウドは銀メダルを…

2019年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

2週間前と同じスコアで

またしてラツィオに敗れたユーベ。頼みのC・ロナウドも不発に終わる。(C) Getty Images

 国内では絶対的な覇権を築いてきただけに、2週間のうちに同じチームに敗れたのは衝撃だ。

 12月22日に行われたスーペルコッパ・イタリアーナで、昨季のセリエA王者ユベントスは、コッパ・イタリア覇者ラツィオに1-3と敗れた。

 マウリツィオ・サッリ監督率いるユーベは、7日のセリエA第15節でもシモーネ・インザーギ監督が指揮を執るラツィオに敗れている。同じ1-3のスコアで、今シーズン初めて土をつけられた。

 それだけに、リベンジにかける想いは強かったはずだ。だが、前半にルイス・アルベルトに先制点を許すと、パウロ・ディバラの得点で一度は追いついたが、後半にセナド・ルリッチの決勝点を献上。最後はダニーロ・カタルディに直接FKでダメを押されている。
 
 セリエAで8連覇中の絶対王者、それもクリスチアーノ・ロナウドを擁するユーベが、短期間で2度も同じ相手に屈したのは驚きだろう。

 クラブが拠点とするトリノの『Tuttosport』紙は「またもラツィオがユーベにとって厄介になった」と伝えた。また、『Corriere dello Sport』紙は、23日付紙面の試合レポート記事で「ビアンコチェレステ(ラツィオの愛称)の悪夢」と見出しで報じている。

 近年はファイナルで圧倒的な強さを誇り、勝利を手にし続けてきたC・ロナウドは、試合後の表彰式で首にかけられた銀メダルを即座に外した。負けず嫌いを如実に表すこのシーンは、各国メディアで伝えられている。

 直近の試合で、ユーベはC・ロナウド、ディバラ、ゴンサロ・イグアインの豪華トリデンテ(3トップ)が機能していた。だが、この日は期待された爆発力を見せられなかった。

 それでも、『Gazzetta dello Sport』紙によると、サッリ監督は「トリデンテで負けたのではない」とコメント。「我々は心身のエネルギーを欠いていた。一方で彼らは絶好調なんだ」と、両チームのコンディションの違いに言及している。

 確かなのは、サッリ監督がラツィオに苦手意識を持っていないということだ。指揮官は「ラツィオ相手には良い成績を残している。選手たちがこの2試合に影響されることもないと思うよ」と述べた。

「試合前にも言ってあったが、この結果が今後5か月のリーグ戦を左右するとは思わない」

 今季初のタイトルを逃したユーベは、セリエAではインテルと勝点で並び、デッドヒートを繰り広げそうな様相を呈している。1年目のサッリ体制は、期待される結果を残せるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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