新国立のこけら落とし、天皇杯決勝は神戸対鹿島!ビジャが有終の美を飾るか?常勝軍団が6度目Vか?

2019年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島は長崎の追撃をかわし3-2で勝利!

神戸はイニエスタが1得点・1アシストの活躍。鹿島は長崎を振り切った。(C)SOCCER DIGEST

 第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会は12月21日、準決勝の鹿島アントラーズ対V・ファーレン長崎の一戦が県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、鹿島が3対2で勝利した。

 試合は開始4分、鹿島が三竿健斗のミドルシュートのこぼれ球からチャンスを掴み、最後はセルジーニョが右足で押し込んで先制。さらに23分にはセットプレーから相手のオウンゴールを誘って、2-0とリードを広げた。

 一方初の決勝進出を目指す長崎は37分に反撃。吉岡雅和からのスルーパスに米田隼也が抜け出し、ネットを揺らす。長崎が1点差に迫る。

 迎えた後半は、追う長崎がボールを支配し、主導権を握る。しかし、鹿島は61分に左サイドから流れたボールに伊藤翔が反応。右足で押し込みネットを揺らす。だが、これは出されたボールに反応した地点がオフサイドと判定され、ノーゴールに。

 それでも鹿島は73分、CKからブエノがヘディングシュートを叩き込み3-1と長崎を突き放す。だが長崎も簡単には引き下がらない。76分、スルーパスに抜け出した呉屋大翔のシュートがクロスバーを直撃するも、こぼれ球を澤田崇が押し込み、再び1点差とする。

 しかし、最後は鹿島が1点差を守り切り、3-2でタイムアップ。鹿島が神戸の待つ決勝に駒を進めた。

 鹿島は2016年大会以来となる6度目の優勝を目指す。一方、初優勝を目指す神戸は引退するダビド・ビジャや那須大亮の最後の花道を飾れるか。新国立競技場のこけら落としとなる元日決勝は、注目の一戦となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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