ヴェンゲル監督がポドルスキのインテル移籍に譲歩

2015年01月02日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

「二度目のオファーは真面目なもの」

放出拒否から態度を軟化させたヴェンゲル監督。ポドルスキのインテル移籍は実現するのか、注目だ。 (C) Getty Images

 12月30日の時点では「ポドルスキはアーセナルの選手。移籍は噂でしかない」とコメントしていたアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、1月1日のサウサンプトン戦後のインタビューで次のように語り、移籍を容認する可能性もあることをほのめかした。
 
「ポドルスキが今日出場しなかったのは故障中だから。インテルの最初のオファーはお話にならなかったが、二度目のオファーは真面目なものだ。ここから何が起こるか見てみる必要がある」
 
 インテルのオファーは、6月まで半年間のレンタル料100万ユーロ(約1億4000万円)で買い取りオプションなしというもの。これに対しアーセナルは、半年間のレンタル料200万ユーロ(約2億8000万円)、さらに年俸の一部(180万ユーロ=約2億5200万円)もインテルが負担するという条件を要求している。
 
 税金などの諸費用を考えれば、インテルの負担はトータルでおよそ560万ユーロ(約7億8400万円)。ポドルスキ本人は移籍に前向きだけに、ここから両者がどこまで歩み寄れるかが注目だ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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