「摩訶不思議な状態」「良い監督を探さないと…」元フランス代表DFが古巣アーセナルの現状を皮肉る!

2019年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルはアルテタと接触報道も?

直近11試合でわずか2勝と低調なパフォーマンスに終始しているアーセナルをOBのサーニャがこき下ろした。 (C) Getty Images

 ノースロンドンの雄がもがき苦しんでいる。

 現地時間12月15日に行なわれたプレミアリーグ第17節では、本拠地エミレーツ・スタジアムで、マンチェスター・シティと対戦し、0-3と惨敗。試合後には、サポーターから痛烈なブーイングが飛び交った。

 この敗戦でチャンピオンズ・リーグの出場権が獲得できる4位と7ポイント差を付けられたアーセナル。先月末にウナイ・エメリのクビを切り、レジェンドOBのフレデリック・ユングベリを暫定監督して招聘したものの、カンフル剤にはなっていない。

 この窮状にOBたちも嘆きの声を上げている。2007年から7シーズンに渡って活躍した元フランス代表SBのバカリ・サーニャは、英衛星放送『Sky Sports』のハイライト番組で、古巣を辛辣に皮肉った。

「今のチームはまるで大きなサーカス団だね。誰が決断を下しているのか分からないが、選手たちは、明らかに自信を欠いているように見えるし、それがピッチ上で表われている。彼らを責めることはできない。だって、選手たちは次の監督が誰になるのか分からないからね。クラブは摩訶不思議な状況にある」

 名将アーセン・ヴェンゲルから薫陶を受け、スターダムをのし上がったサーニャは、「何よりもまずは、いい監督を探してクラブをいくらか安定させる必要がある」とし、こう続けた。

「数日中に新しい監督がくれば、新たなプロセスを始められるだろう。チームには今でもエジルやペペなど素晴らしい選手たちがいるんだからね。誰もが、酷過ぎる守備について話しているけれど、彼らが良いパフォーマンスができていない理由はシンプルさ。自信の欠如だよ。ほとんどの選手がまだ若いんだ。もし、彼らに自信を掴ませて、チームから手放さなければ、必ず強いチームになれる」

 英紙『The Sun』によれば、アーセナルは15日の未明(現地時間)に、シティでジョゼップ・グアルディオラの右腕として活躍しているOBのミケル・アルテタと接触し、正式なオファーを提示したと報じられている。

 はたして、OBからも呆れられるほど無様な姿を露呈している名門は、新指揮官の下でチームを立て直せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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