「イブラに『クソFW』って言ってやった!」リール守護神がマル秘話を激白! 言われた当人の反応は?

2019年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

イブラヒモビッチがロッカールームで言い放った言葉とは?

パリSGでは王として君臨していたイブラヒモビッチ。そんな点取り屋に意見した若手GKがいた。 (C) Getty Images

 元スウェーデン代表FWのズラタン・イブラヒモビッチにまつわる興味深いエピソードが明かされた。その"逸話"を口にしたのは、リールでブレイク中のフランス人GKマイク・メニャンだ。

 現在24歳のメニャンは、元々はパリ・サンジェルマンの下部組織出身者で、2013年にトップチームへ昇格。当時のチームには、サルバトーレ・シリグやケビン・トラップといった経験豊富なGKが君臨していたため、出場機会を得られなかったものの、絶対的なエースとして君臨していたイブラヒモビッチの信頼は控えながらに勝ち得ていたようだ。

 なぜなのか? メニャンはフランスの老舗サッカー専門誌『France Football』のインタビューで、ある日の練習で起きた出来事を明かした。

「あるとき、彼がシュート練習をしていて、400キロぐらいのスピードボールが僕の横を過ぎていったんだ。あれはジャンルイジ・ブッフォンやジュリオ・セーザルでも止められなかったと思うね。

 でも、彼は、『お前はクソキーパーだ』って言ってきたんだ。それは正当な評価じゃなかったし、僕も我慢ならなかった。だから、次の一本を止めてやって、『あんたはクソFWだな』って言い返してやったんだ。彼はただ僕を見ながら何も言わなかった」

 その練習後、イブラヒモビッチはメニャンの下へ、歩み寄ってきたという。

「ロッカールームに戻ってから彼は僕のところに来て、『お前、いいな。あれ(言い返したこと)は良かったぜ。その振る舞いと性格を気に入ったよ』と話してくれたんだ。僕は前々から彼のことが好きだったけど、あの出来事がより彼への尊敬を強めたし、ありがたかった。

 僕は彼のことが好きだよ。正直だからね。言わなければならないと思ったら、面と向かって言ってくる。だからこっちも彼と話すときは、かしこまり過ぎないようにしないといけない。それを学んだ」

 当時17歳だったメニャン。まさに雲の上の存在だったイブラヒモビッチに対して、「クソFW」といった肝の座りっぷりは、あっぱれというほかにない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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