「決めるのは私、仲間に敬意を示せ」途中交代に不満のエムバペにパリSG指揮官が苦言!

2019年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

2試合連続の途中交代に…

途中交代に不満を露わにしたエムバペが指揮官からお灸を据えられた。(C)Getty Images

 2試合続けて途中交代に不満を表わせば、周囲が騒ぎ立てるのも避けられない。だが、パリ・サンジェルマンのトーマス・トゥヘル監督は、チームの顔である20歳に対して明確な立場を取っている。

 12月4日のリーグ・アン第16節ナント戦で、決勝点をマークしたパリSGのキリアン・エムバペは、78分に交代を命じられると、明らかに不満げな様子でベンチに下がった。そして続く7日の第17節モンペリエ戦、再び得点を挙げて貢献したエムバペは、90分に途中交代を命じられる。

 またも不満顔を隠さないエムバペがピッチを出ると、ベンチの前でトゥヘル監督は懸命に話しかけた。交代理由を説明したのだろう。だが、フランス代表FWが指揮官に顔を向けることはなかった。
 
 11日のチャンピオンズ・リーグ、グループステージ最終節ガラタサライ戦を前に、トゥヘル監督は「キリアンのマネジメントが大変すぎるということはない」と、エムバペの気性が問題になることはないと強調している。(『ESPN』より)

「メンタリティーは特別だね。彼はつねに勝利を望む。そして、ピッチを出ることを好まない」

 ただ、どんなに優れた選手であっても、起用法を決めるのは監督だ。トゥヘル監督は「これが私の決定ということを、キリアンは受け入れなければいけない」と続けた。

「それに、彼の代わりに出場する選手に対して敬意を示さなければならない」

 一方で、トゥヘル監督は「ネイマールとキリアンがいないと、我々は特別なクオリティーを欠いた。チームの全員が彼らふたりのもたらすモノを分かっている」と、エムバペとネイマールの重要性を強調している。

「彼らはチームにとって重要な存在だ。ガラタサライ戦でさらなる前進を待っている」

 去就の噂も後を絶たないエムバペだが、鬱憤を晴らす活躍を見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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