【J1ベストイレブン】最終節でスーパーゴールを叩き込んだ清水FWをMVPに!優勝を決めた横浜からは最多の4選手を選出|34節

2019年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

神戸ポドルスキもJ初、ハットトリックの活躍!

【34節のベストイレブン】

 J1リーグは12月7日、最終節・34節の9試合を各地で開催した。その試合で活躍した選手の中から、サッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介する。

 MVPに選定したのは、清水を残留に導くスーパーゴールを叩き込んだエースFWのドウグラスだ。

 0-0のまま推移し、ペースを握りながらも得点が奪えないなか、迎えた68分。右サイドでパスを受けたドウグラスはドリブルで敵陣深くまで侵入。ペナルティエリア右の角度のない位置から鋭く切り込むと左足でシュートを放った。ボールはややカーブ気味に外から巻いてゴール左のサイドネットに突き刺さる見事な軌道で1-0とし、これが決勝弾となった。このゴールはJリーグが選定する11月・12月の月間ベストゴールにも選ばれ、ドウグラスは得点ランキング3位タイの14ゴールでシーズンを終えた。

 また清水からは鳥栖のロングボールに勇敢な飛び出しで上手く対応し、無失点に抑えたGKの大久保択生も選んだ。

 優勝決定戦となった1位の横浜対2位のFC東京は3-0で勝利し優勝を果たした前者の良さが際立つ試合となった。全選手が高評価の中、特に際立った活躍の4選手をピックアップした。

 横浜の心臓として、持ち前のボール奪取力で中盤を制し、ビルドアップでも多大な貢献を見せたMFの喜田拓也。スピードで上回り、ことごとく相手のチャンスを潰したDFのチアゴ・マルチンス。左サイドでの好連係とともに、先制点を挙げるなどこの試合のラッキーボーイ的な側面もあったティーラトン。プレスバックやポストプレーなど数字に繋がらないプレーでも存在感を発揮したエリキを選んだ。
 
 Jリーグで初のハットトリックを記録した神戸のルーカス・ポドルスキも外せない。神戸が記録した4得点全てに絡む活躍で、シュート自体は難しいものではなかったものの、こぼれ球に反応する嗅覚やポジショニング、ゴール前で冷静に決めきるメンタルや技術をいかんなく発揮。チャンスをほぼモノにして3得点を奪い切った点など今節のベストイレブンに相応しい出来だった。

 その他では、それぞれ無失点での勝利に貢献した、広島の荒木隼人と、鹿島の永木亮太、C大阪のソウザを選定。また撃ち合いを制したG大阪から1ゴールとポストプレーで貢献したアデミウソンを選出した。
 

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