ナポリ、進退が注目されるアンチェロッティ監督のもと、決勝T進出が決定! 伊東純也のヘンクはGS敗退【CL】

2019年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミリクが前半だけでハットトリックを達成!

CLに初挑戦を果たした伊東。 (C) Getty Images

 現地時間12月10日、チャンピオンズ・リーグ(CL)第6節が各地で行なわれた。グループEで、勝てばグループステージ(GS)突破が決まるナポリは、ホームに、日本代表MF伊東純也を擁するベルギーリーグの昨季王者、ヘンクを迎えた。

 現地では、ナポリの指揮官カルロ・アンチェッロッティはこの試合の結果にかかわらず、退任するという噂が流れていた。

 CLでは、GS突破まであと一歩というところまでチームを導いた指揮官だが、セリエAでは10月19日のヴェローナ戦以降、白星がない。首位ユベントスとの差は開くばかりで、現在は17ポイント差となっている。

 この結果を受け、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、すでに後任をジェンナーロ・ガットゥーゾに定めたと現地で報道され、CLのベスト16進出が決定したとしても、アンチェロッティは退任する見込みだと報じられている。


 

 現体制のラストゲームと囁かれるなか、ナポリは始終ヘンクを圧倒。3分にナポリFWアルカディウシュ・ミリクが流れで先制すると、26分にも追加点。38分にはこの試合がCLデビュー戦となるヘンクの17歳GKマールテン・ヴァンデボールトのミスで獲得したPKをしっかりと決め、前半だけで3点のリードを奪う。

 3点を追うヘンクは前線の伊東、サマッタ、オヌアチュを中心に攻撃を組み立て、サイドから果敢にナポリの堅守を崩しにかかる。

 32分にはゴールラインぎりぎりまで右サイドを攻めあがった伊東から絶好のクロスを中央のオヌアチュに送るなど、見せ場を作るが、いずれもゴールには結びつかなかった。

 3点リードしたナポリは後半も攻勢を強め、ヘンクはなかなか反撃の糸口を見つけることができず、時間だけを消費。74分にはカジェホンのシュートに対応したDFのハンドがとられ、PKを獲。、メルテンスが冷静に決めて、4点目を挙げた。

 伊東は72分に交代でピッチを退き、試合はそのまま4ー0でホームのナポリが大勝。決勝トーナメント進出を決めた。一方、GSで1勝も挙げることができなかったヘンクは、最下位での敗退が決定している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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