「ハムとワイン。あとは母の…」リーガ最年長ハットトリック達成のホアキンが大活躍の“秘訣”を告白!

2019年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

老いてなお盛んなレジェンド

ベティスで11年目のシーズンを謳歌しているホアキン。スペイン・サッカー界屈指のレジェンドの活躍の秘訣とは? (C) Getty Images

 アンダルシアのリビングレジェンドが魅せた。

 現地時間12月8日に行なわれたラ・リーガ第16節で、アスレティック・ビルバオを本拠地に迎えたレアル・ベティスは3-2で勝利した。点の奪い合いとなったこの一戦で、燦然とした輝きを放ったのが、ベティスの主将ホアキン・サンチェスだ。

 左サイドハーフで先発した38歳のアタッカーは開始2分に右サイドからのクロスをワントラップして豪快なボレーで先制点を奪うと、11分に今度は左サイドからパスを受け、狙い澄ましたシュートで追加点をゲット。そして、20分にはロレン・モロンのスルーパスに反応し、ダイレクトシュートで巧みに流し込んで、ハットトリックを達成した。

 レアル・マドリーのレジェンドであるアルフレッド・ディ・ステファノが37歳で達成したリーガ最年長記録を更新する38歳140日でのハットトリックを鮮やかに決めたホアキンは、試合後に「キャリアで初めてのハットトリックで、もう一度できるとは思わない」と語っている。地元メディア『El Desmarque』のインタビューで明かした。

「僕は素晴らしいゴールゲッターというわけじゃないし、3点も決めたことはなかった。このような相手から達成できたことを誇りに思う」

 さらにホアキンは、38歳となってもトップ戦線で活躍できる秘訣を冗談めかしながら答えている。

「ハットトリックをどうやったか? わからないよ。自分はストライカーじゃないとわかっているけど、今日はゴール前で非常にいいパスが来た。あと僕は毎日ハムを食べるようにしている。テンダーロイン(ヒレ肉)のね。そして、夏の良い赤ワインを飲む。それから6歳になるまでは、母の乳首を吸うことは不可欠だったね。だからこのお喋りな口があるのさ!」

 老いてなお、熱烈なベティコ(ベティス・ファンの総称)のハートを掴んで離さないホアキン。その老獪なプレーには、いまだ陰りは見られない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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