「酷いホラーの夜」「集中力がない」ミラン戦で致命的ミスの冨安健洋、現地メディアが辛辣評価

2019年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ワーストプレーヤーに選出する伊紙も

ミラン戦で散々な出来に終わった冨安。次節での奮起に期待したい。(C)Getty Images

 冨安健洋が所属するボローニャは12月8日、セリエA第15節でミランにホームで2-3と敗れた。公式戦2連敗、リーグ戦では今季7つ目の黒星だ。

 冨安にとっても厳しい一戦だった。序盤にボールロストからピンチを招き、同僚マッティア・バーニがPKを献上。クシシュトフ・ピオンテクに決められ、先制を許す。さらに、1点ビハインドで迎えた後半立ち上がりには、クリアミスがジャコモ・ボナベントゥーラの3点目を招く形となった。

 結果重視のイタリアだけに2失点に絡んだ日本代表DFには厳しい評価が下された。『Corriere della Sera』紙は採点で4.5点をつけ、「ひとつも正しくやれず、先制点と3点目の場面でミス。「酷いホラーの夜」と酷評している。

『Calciomercato.com』も5点と低評価。「致命的なボールロストでバーニのピオンテクに対するファウル(=PK)を誘発、ボナベントゥーラに3点目のボールを渡す。今日はミスが多く、集中力がなかった」とこき下ろした。
 
『Tuttomercatoweb』も5点で「3失点中2点は彼の甘さから生まれた。忘れ去りたいパフォーマンス」と批判。『Gazzetta dello Sport』は、ボナベントゥーラを称賛する中で「ゴールに直結のボールは冨安健洋のプレゼントだった」と記している。

『Gazzetta dello Sport』紙は、9日付の紙面採点でも5点をつけ、「テオにずっと苦しめられた。そしてあの、3点目のボナベントゥーラへのプレゼントボール。深刻かつ重大な甘さ」と批判した。

 さらに厳しかったのが、『Corriere dello Sport』紙。9日付の紙面で冨安をチームのワーストプレーヤーに選出している。採点はチーム唯一の4.5点。寸評で「甘いボールロストからPKとなったバーニのピオンテクに対するファウル。後半頭にも再びミス、ボナベントゥーラは許さなかった」と報じている。

 前節のナポリ戦での白星を生かせず、波に乗れないボローニャは、15日の次節でアタランタをホームに迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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