「絶望をもたらした」「久々の共演」南野拓実と奥川雅也の今季4度目のアベック弾に地元メディアも沸く!

2019年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

リバプールとの大一番へ照準を合わせる

怒涛のゴールラッシュに貢献した奥川(右)と南野(左)。ともに不可欠な存在だ。 (C)GEPA pictures/ M. Engelbrecht

 現地時間12月7日、オーストリア・ブンデスリーガの第17節が行なわれ、ここまで無敗で首位を快走するレッドブル・ザルツブルクは、ホームでスワロフスキ・チロルを5-1で打ち破った。

"絶対王者"らしいザルツブルクの圧巻のゴールショーの中心にいたのが、奥川雅也と南野拓実の日本人コンビだ。

 まず魅せたのは奥川だ。9分に主砲アーリング・ハーランドのゴールをアシストした背番号37は、33分に左足を振り抜いてシーズン6ゴール目をゲットした。

 これに南野も続く。56分、ペナルティーエリア左に進入すると1人をかわして、右足を一閃。今シーズンの公式戦9ゴール目となる一撃を決めた。

 今季4度目のアベック弾で、ザルツブルクの3試合ぶりとなる勝利に大きく寄与した奥川と南野に、地元メディアも賛辞を惜しまない。地元紙『DiePresse』が、「オクガワのゴールが試合を試合でなくし、ミナミノのフィニッシュが相手に絶望をもたらした」と絶賛すれば、同じく地元紙『Salzburger Nachrichten』は「久々の共演だった」と綴った。

 試合終盤の85分に失点を喫しながらも、攻撃陣が奮起して打ち勝ったザルツブルクは、来週火曜日にリバプールとのチャンピオンズ・リーグ(CL)16強進出を懸けた大一番に臨む。『Salzburger Nachrichten』は、次のように期待を寄せた。

「ザルツブルクは、クロップの率いるリバプールとの決戦に向けたリハーサルを大いに楽しんだ。ある程度のターンオーバーを使いながら、この一戦に臨んだ彼らは、明らかな成功と理想的な結果を手にした」

 日本人コンビの出色の活躍もあって、ビッグゲームへ弾みをつけたザルツブルク。ディフェンディングチャンピオンをグループステージ敗退に追い込むことができるか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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