2020・21年J1入団内定の大学生プレーヤー15選!来季即戦力候補の今季の活躍ぶりは?

2019年12月03日 竹中玲央奈

ユニバーシアード優勝に貢献したメンバーが多数のJ1クラブへ

左から川崎入団内定の旗手(順大)、FC東京入団内定の安部(明大)、札幌入団内定の田中(大体大)。写真(旗手、安部):竹中玲央奈 写真(田中):茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 長らく日本サッカー界を支えてきた"大学"カテゴリであるが、ここ最近は多くの先輩たちの活躍によって大卒選手のブランド力も高まってきており、より"即戦力"としての認識と期待が強くなってきたように思える。そんななか、来季以降に内定が発表されている注目プレーヤー15人について紹介していきたい。


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◆コンサドーレ札幌
MF 田中駿汰(大阪体育大)
直近のU-22日本代表に唯一大学生から選ばれた選手だが、彼が招集されるとは誰もが思わなかっただろう。大学では主にCBで武器とする攻撃の起点となる縦パスで存在感を見せていたなか、高校時代に務めたボランチでも出場。大体大の関西制覇の原動力に。今夏のユニバーシアードでは全日本大学選抜の一員として世界一に貢献。

MF 金子拓郎(日本大)
2年次に東京都リーグから関東選抜Bに選出され、今夏はユニバーシアード優勝メンバーに。3年次には劇的な直接FKを沈め関東2部昇格の原動力となった。今季は特別指定で札幌に参加しながらも主力としてチームを牽引し、無事に関東残留を決めた。本職はアタッカーであるが、札幌では「人生初」のボランチ起用で新たな経験を積むことになりそうだ。

MF 高嶺朋樹(筑波大)
正確な左足の展開力と強靭なフィジカルを武器とする守備力を揃えたボランチは育った札幌の地への出戻りを果たした。1年次から出場機会を掴み今年は筑波の10番を背負ったものの、チームの結果は満足いくものではなかった。インカレでのリベンジ、そして札幌での定位置奪取を狙う。全日本大学選抜でもボランチとして活躍。


◆FC東京
DF 中村帆高(明治大)
スピードとサイズを備えた右SB。その強みを攻撃だけではなく、守備でも発揮できるところが彼の魅力で、セットされた1対1では簡単に負けない。関東リーグと総理大臣杯の二冠に大きく貢献し、全日本大学選抜でユニバー世界一のメンバーともなった。大学の先輩で同ポジションである室屋成に定位置争いを挑む。

DF 安部柊斗(明治大)
圧倒的な強さで関東1部を制した明治の中核。相手の攻撃の芽を刈り取る守備を見せたかと思えば、オンザボールでもドリブルで剥がし前線に効果的な縦パスを配給。攻守においてハイレベルなプレーを見せる。優勝争いをする東京でもレギュラーを十二分に狙える選手だ。

MF 紺野和也(法政大)
変幻自在のドリブルで高校時代からメッシに重ねられてきたレフティ。今年のハイライトは法政大がベスト16まで進んだ天皇杯。G大阪や甲府相手にもその突破力と左足のキックが通用することを証明した。中村とともに全日本大学選抜でユニバー優勝に貢献。
 

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