トルコ大統領の観戦中に…ELでローマのイタリア代表MFに流血騒ぎ! いったい何が?

2019年11月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合は5分間の中断に

CKを蹴る際に頭部を負傷したペッレグリーニ。大事に至らなかったのは幸いだった。(C)Getty Images

 11月28日のヨーロッパリーグ・グループステージ第5節、バシャクシェヒル対ローマの一戦で、あってはならない事態が起きた。

『Corriere dello Sport』紙などイタリア・メディアによると、アウェーのローマが3-0とリードして迎えた54分、スタンドから物が投げ込まれ、コーナーキックを蹴ろうとしていたロレンツォ・ペッレグリーニの頭部に当たったのだ。

 ローマ専門サイト『forzaroma.info』によれば、ペッレグリーニは裂傷で流血し、ピッチの外で治療を受けてからプレーに復帰。主審は約5分にわたって試合を中断した。イタリア・メディアによると、スタジアムには試合中断につながるとの警告アナウンスが流れたという。

 先制点のPKを誘い、さらに2アシストを記録するなど、3ゴールすべてに絡んだペッレグリーニは、71分にベンチに下がった。衛星放送『Sky Sport』などによると、試合後にパウロ・フォンセカ監督は「大丈夫だ。何も問題ない」と、選手が無事だと明かし、非難の言葉は口にしなかったようだ。

 ただ、バシャクシェヒルの責任は問われるべきだろう。今後のUEFAの対応が注目される。また、スタンドでレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が観戦していたトルコにとっては、イメージという点でも痛手だ。

 試合はそのまま3-0でローマが勝利。これでグループJは、ボルシアMGとローマが勝点8で並び、1ポイント差でバシャクシェヒルが続く状況となった。最終節でローマはホームにヴォルフスベルガーを迎え、引き分け以上ならラウンド・オブ32に駒を進める。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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