【横浜】優勝に王手をかけ、今季初めて“追われる立場”に。選手たちの反応は?

2019年11月29日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

主将の喜田は“不変”を強調

優勝に王手をかけた横浜だが、慢心はない。これまでと同じスタンスで、次の勝利を目指すだけだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 前節の松本戦は仲川輝人のゴールで1-0の勝利。これで怒涛の5連勝を達成した横浜は、同節に湘南と引き分けて思うように勝点を伸ばせなかったFC東京を抜き、残り2節の時点で今季初めて首位に立った。

 追う立場から、追われる立場に――11月30日に行なわれる33節の川崎戦で勝利し、FC東京が浦和に敗れれば、最終節を残して横浜のリーグ優勝が決まる状況だが、選手たちは浮き足立ってはいないようだ。

「あと2試合、勝たないと意味がない。シーズンが終わった時に、優勝していればいい。本当に、ここからが山場だと思うので、次の川崎戦に向けて、しっかりと良い準備をしたいと思っています」(扇原貴宏)

 大詰めを迎えたこのタイミングで首位の座を奪ったことについて、マルコス・ジュニオールは「嬉しい」と素直な気持ちを述べるが、「嬉しいけど、まだ何も決まっていない。あと2試合あるし、地に足をつけて、次の試合に集中することが大事」と気持ちを高める。

「優勝」の二文字がリアルに感じられるシチュエーションになっても、喜田拓也は"不変"を強調する。

「変わらないです。(追われる立場について)ちょっとも考えていないし、なんにも変わらない。変なプレッシャーは、まったくないです」

 決して簡単ではない"いつも通り"。それを貫ければ、タイトルはグッと近づくはず。5連勝中の勢いそのままに、優勝に向けて力強く走り抜けたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【松本 0-1 横浜FM PHOTO】仲川のゴールで横浜FMが勝利。首位奪取にも成功
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