「ロッカールームに招待したかった」連勝のモウリーニョ、逆転劇を演出したボールボーイのファインプレーを大絶賛!

2019年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

2点を先制される苦しい展開で…

初のホームゲームで逆転勝利に導いたモウリーニョ。試合後は饒舌だった。(C)Getty Images

 トッテナムは11月26日、チャンピオンズ・リーグのグループステージ第5節で、オリンピアコスにホームで4-2と勝利した。2点を先行されながらの逆転勝利で、決勝トーナメント進出を決めている。

 就任2試合目、ホームでの初陣となったジョゼ・モウリーニョ監督は、19分までに2点のビハインドを背負うと、29分と早い時間帯にエリック・ダイアーを下げ、クリスティアン・エリクセンを投入した。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、モウリーニョ監督は試合後に「もっとも難しかった瞬間は、2点を先行された時ではなく、前半に交代をした時だった」と、ダイアーに謝罪している。

「選手だけでなく、わたしも傷ついた。どちらにとっても、簡単なことではない。選手が理解していることが重要だ。彼のパフォーマンスが問題だったんじゃない。チームに必要なことだった。エリックには謝罪する。だが、彼を傷つけるためでなく、チームのためにしたことなのは、彼も分かっているよ。ファンも理解してくれたと思う」
 
 一方で、モウリーニョ監督は50分の同点ゴールにつながったボールボーイのファインプレーに賛辞を寄せた。ハリー・ケインの得点は、敵陣でボールがタッチラインを割った際、ボールボーイが素早くボールを渡してセルジュ・オーリエのスローインを早めたことが起点となっている。

 試合中にこのボールボーイにハグをしたモウリーニョ監督は、「素早くボールを戻すのは、非常に優れたボールボーイでなければならない。わたしも10歳から16歳までボールボーイを務め、非常にうまかったが、彼も同じだね」と述べた。

「彼は試合を理解しており、読んでいたんだ。一緒に祝うためにロッカールームに招待したかったんだが、彼はいなくなってしまったんだ!」

 マウリシオ・ポチェッティーノ前監督の解任というショックから2試合。新体制で連勝スタートを切ったトッテナムは、良いムードを維持してプレミアリーグでも浮上を続けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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