「監督として成立する」ペップが“右腕”アルテタへの噂に言及。古巣アーセナルが引き抜きを画策か

2019年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「できれば残って欲しいけれど…」

常にペップ(左)に付き従っているアルテタ(右)。 (C) Getty Images

 11月23日のプレミアリーグ第13節で、サウサンプトンとホームで2-2と引き分けたアーセナルは、5試合白星なしで8位に転落。監督のウナイ・エメリに対する批判は増すばかりだ。

 もし、エメリ監督がチームを離れることになった場合、次の監督は誰かという話題も現地では熱を帯びてきた。候補として名前が挙がっているうちのひとりが、マンチェスター・シティで名将ジョゼップ・グアルディオラのアシスタントコーチを務めている、ミケル・アルテタだ。

 クラブのOBでもあり、アーセン・ヴェンゲル体制が終わった際も後任候補にリストアップされていたという。

 英紙『Telegraph』によると、グアルディオラ監督は「遅かれ早かれ、彼が監督になるのはもちろんのことだ。シーズンを終えてから、将来的に何があるかは分からない」と、アルテタに指揮官としての資質が備わっていると賛辞を寄せた。

「彼は素晴らしい選手だった。現役時代から視野の広さがある。ストライカーはゴールを、GKはセーブすることを考えるが、ホールディングMFは現役時代から素晴らしいレッスンを受けているものなんだよ。

 それに、彼は優良な人物であり、仕事への意識も見事だ。彼はすでに監督として成立している。監督として振る舞うことに違和感はなく、だからこそ、我々は彼がここにいることに満足している」

 ただ、グアルディオラ監督は「できるだけ長く、彼には我々と残ってほしい」ともコメント。アルテタの"続投"を希望するとともに、将来のことは分からないともつけ加えた。

「シティには、将来に向けてこのクラブで仕事する非常に貴重な人物がいる。だが、個々の人生であり、プロとしての希望もある。彼がここにいることに、わたしだけでなく誰もが満足しているが、シーズン後に何があるかは分からない」

 アーセナルが復調し、エメリ監督の立場が盤石になれば、シティがアーセナルによるアルテタ引き抜きを心配することはなくなるが…。今後の展開が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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