「だてに獲得したんじゃない!」ダービーで“圧倒的記録”を残した遠藤航をシュツットガルトSDが絶賛!

2019年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「流石、日本代表」と褒めちぎる

相手へのタイトな寄せを怠ることなく90分間プレーし続け、完封勝利に貢献した遠藤(左)に賛辞が集まっている。 (C) Getty Images

 ドイツで華々しいスタートを切ったサムライ戦士への賛辞が止まらない。

 現地時間11月24日、ドイツ2部の第14節が行なわれ、ホームに宿敵カールスルーエを迎えたシュツットガルトは3-0で快勝した。

 この白熱したダービーマッチでの勝利に小さくない貢献をしたのが、シュツットガルトの遠藤航だ。今夏にベルギーのシント=トロイデン(STVV)から期限付きで加入した日本代表MFは、4-3-3のアンカーで移籍後初先発を飾ると、随所で存在感を発揮した。

 ピンチの芽を潰していたことは、スタッツからもよく表われている。

 欧州主要リーグの様々なデータを公開しているウェブサイト『Whoscored.com』によると、遠藤は試合を通じて、33回ものデュエルに勝利。両チーム合わせて2番目のゴンサロ・カストロ(シュツットガルト)の18回を大きく上回る数字を叩き出している。

 攻守に渡る貢献を披露した遠藤に対しては、クラブ上層部も誇らしげだ。スベン・ミスリンタートSD(スポーツディレクター)は、「ワタルは見事なプレーをみせてくれたと思うね」と絶賛し、さらにこう褒めちぎった。

「日本代表選手としてもプレーしていて、流石だったね。今日のようなプレッシャーがかかり、大いに盛り上がりを見せるスタジアムでのプレーには慣れているんだ。雰囲気やプレッシャーに臆することはなかったね。ワタルは複数のポジションでプレー可能なとても良い選手だ。我々もだてに彼を獲得したのではない」

 さらにシュツットガルトのティム・ヴァルター監督も攻守でチームをサポートした日本代表MFに対し、「守らなければいけない局面ですべてを守り切ってくれた。チームのオプションを豊かにする素晴らしい"少年"だ。私たちは彼を無駄にしない」と激賞した。

 今シーズンの序盤戦は、満足に出場機会を得られずにいた遠藤。日本屈指のポリバレントプレーヤーは、ようやく巡ってきたチャンスをモノにできるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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