歯車が狂い始めたアトレティコがユーベに続くか? 展開次第では一気に混戦模様にも…【CLグループD展望】

2019年11月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アトレティコが敗れれば――

ユベントスが前節で突破を決めたグループD。突破できるもう1枠はアトレティコが優位も、ロコモティフ・モスクワ、レバークーゼンにも可能性が残る。(C)Getty Images

 ユベントスが勝ち抜けを決めている。アウェーでの4節ロコモティフ・モスクワ戦、後半追加タイムに決勝点を奪って16強へ導いたのがドグラス・コスタ。左サイドから切れ込み、ゴンサロ・イグアインとのワンツーから左足で決めた。

 ユーベは1節こそ2点のリードを守り切れずにアトレティコ・マドリーと引き分けたものの、以降はレバークーゼンとロコモティフに3連勝。マウリツィオ・サッリ新監督の下で右SBの新境地を開いたギジェルモ・クアドラードの攻守に渡る活躍が目を引いた。

 ユーベと同様に2~3節の連勝で突破に王手をかけていたアトレティコは、4節のレバークーゼン戦に敗れて持ち越し。ジョアン・フェリックスの故障離脱で歯車が狂いはじめたのが気になるところだ。

 そのアトレティコ戦で意地を見せたレバークーゼンだが、カイ・ハベルツやナディーム・アミリなど若い才能を揃え、前評判が高かっただけに落胆がとくに大きい最下位だ。次節でロコモティフに負けると、ヨーロッパリーグにも回れない4位が確定する崖っぷちだ。

●グループD順位
1位:ユベントス/勝点10(ベスト16進出決定)
2位:アトレティコ・マドリー/勝点7(5節に自力突破が可能)
3位:ロコモティフ・モスクワ/勝点3(残り2連勝で、他の結果次第)
4位:レバークーゼン/勝点3(残り2連勝で、他の結果次第)

●残り対戦カード
5節[11/26(火)]
ロコモティフ・モスクワ対レバークーゼン
ユベントス対アトレティコ・マドリー
6節[12/11(水)]
レバークーゼン対ユベントス
アトレティコ・マドリー対ロコモティフ・モスクワ

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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