【J1ベストイレブン】横浜を首位に押し上げた快足アタッカーがMVP! 神戸から3人を選出

2019年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半ATに見事なコントロールショットを決めたDFも

【32節のベストイレブン】

 J1リーグは11月23日に各地で第32節の8試合(ACL決勝進出のため、前倒しで行なわれた浦和対川崎を除く)が開催された。その試合で活躍した選手の中から、サッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介する。

 MVPに選定したのが、横浜を今シーズン初の首位に押し上げるゴールを決めたFW仲川輝人だ。

 松本戦の開始2分、右サイドからのカットインし、相手DFを次々とかわすと左脚を一閃。外側から巻いた鋭いシュートでネットを揺らして決勝点となるゴールを叩き出した。快足アタッカーはこれで14点目となり、得点ランクトップとマルコス・ジュニオールとは1ゴール差。得点王も視界に捉えている。

 横浜からは、長短のパスで攻撃を加速させたMFの扇原貴宏も11人に加えた。

 その横浜に首位の座を奪われたFC東京のDF森重真人の選出にも異論はないだろう。湘南戦は手痛いドローに終わったものの、あわや敗戦の危機を救った後半アディショナルタイムの見事なコントロールショットは、後々大きな意味を持つ一撃となるかもしれない。
 

 鹿島と広島の上位対決からは、それぞれ無失点で凌いだDFをチョイスした。相手のカウンターを次々とストップさせた鹿島のブエノと相手エースのセルジーニョを封じ込めた広島の佐々木翔だ。

 イニエスタは直接ゴールには絡んでいないものの、芸術的なパスを連発して敵の脅威となった。1-0でC大阪を下した神戸からほかに、左サイドを制して千金弾を決めたFWの古橋亨梧、守備だけでなくいぶし銀なフリーランニングなどでその古橋とともに左サイドを支えたDFの酒井高徳もセレクトした。

 そのほか、1ゴール1アシストの活躍で、ガンバを残留決定に導いたFWの宇佐美貴史、最高のパスで得点を演出した湘南のMF山田直輝、崖っぷちの試合でも冷静にゲームをコントロールし、安定したセービングを見せた磐田のGK八田直樹を選出した。

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