「無礼極まりない」「プロ意識の欠如」ベイルの“挑発行動”にマドリー贔屓紙が憤慨! 冬の退団は不可避か!?

2019年11月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

手渡された国旗を笑顔で手にし…

マドリーで不遇の時を送っているベイルがまた“やらかした”。(C) Getty Images

 ウェールズのエースへの風当たりが強まっている。

 現地時間11月19日に欧州各地でEURO2020予選の最終節10試合が行なわれ、グループE3位のウェールズは、アーロン・ラムジーの2ゴールで2位ハンガリーとの直接対決に2-0と勝利。2大会連続の本大会出場を決めた。

 逆転でEUROの切符を掴み取ったウェールズ。その中心は、なんと言ってもガレス・ベイルだ。

 この日も先制点をアシストするなど存在感を発揮した快足アタッカーは、所属するレアル・マドリーでは苦境に立たされている。指揮官のジネディーヌ・ジダンとの確執が取り沙汰されているほか、相変わらず趣味のゴルフに興じたり、ふくらはぎの負傷を理由にクラブでプレー出来ていないのにもかかわらず、ウェールズ代表からの招集に応じていたことで、メディアからも"口撃"を受け続けている。

 そのベイルが、ハンガリー戦の直後に挑発的な行動に出た。試合終了後にゴール裏へ挨拶に行った際にサポーターから手渡された「ウェールズ、ゴルフ、マドリード。この優先順位で」と書かれたウェールズ国旗を笑顔で掲げたのだ。

 この11月シリーズを通してベイルは、「ウェールズ、ゴルフ、マドリード。この優先順位で」というチャントをサポーターたちから送られていた。逆転で本大会出場を決め、テンションが高ぶっていたのだろうが、ノリとはいえ、その旗を掲げたのはさすがにまずかった。

 スペインのメディアは、もちろんこの行為を書き立てた。とりわけ手厳しかったのが、マドリーの贔屓紙としても知られる『Marca』で、「マドリーはこの無礼極まりない行動にうんざりしている」と糾弾。さらに今冬の放出を前提にこう綴った。

「年間1700万ユーロ(約21億2500万円)もの大金を支払うチームを小馬鹿にし、スペインでの生活になじめず、プロ意識が欠如し、何よりも無数の怪我を抱えているベイルが、新しいチームで一体何ができるというのだろう」

 ベイルが、この先さらなるバッシングを受けるのは避けられないだろう。来年1月のオープンする移籍市場で、"優先順位の低い"マドリーを離れる決断を下すのか。ジダン監督の起用法も含めて注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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