【キルギス戦&ベネズエラ戦総括】全32選手の通信簿。決定力抜群の南野に対し、評価を落としたのは…

2019年11月21日 サッカーダイジェスト編集部

ベネズエラ戦では守備陣が崩壊して4失点

11月シリーズは1勝1敗。計32人を招集した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 11月14日のカタール・ワールドカップ・アジア2次予選の第4戦、キルギス戦(ドレン・オムルザコフ・スタジアム/ビシュケク)には2-0で勝利したが、同19日のキリンチャレンジカップのエクアドル戦(パナソニックスタジアム吹田)には1-4で完敗。9人を入れ替えて戦ったこの2戦で、各選手はどんなパフォーマンスを見せたのか。ここでは計32選手の出来を5段階(S、A、B、C、D)で評価。それぞれの活躍を振り返る。

――◆――◆――

【GK】
川島永嗣 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
①キルギス戦:―(―)
②ベネズエラ戦:5(フル出場・4失点)
 ベネズエラ戦ではコパ・アメリカ以来となる先発を掴む。しかし、混乱をきたした最終ラインを統率し切れず。試合後には「チームを支えていくという意味での起用だったと思いますが、その役目はできなかった」と肩を落とした。

権田修一 [評価]S
サッカーダイジェスト採点
①キルギス戦:6.5(フル出場・0失点)
②ベネズエラ戦:―(―)
 幾度かピンチを迎えたキルギス戦では、好セーブを連発。ワールドカップ2次予選では4試合連続でスタメン出場し、すべて完封。所属クラブでは出場機会が限られているが、代表ではさらに評価を上げた。

シュミット・ダニエル [評価]-
サッカーダイジェスト採点
①キルギス戦:―(―)
②ベネズエラ戦:不参加
 レギュラー奪還を狙ったものの、その目標は今回も叶わず。キルギス戦のみの参加で、続くベネズエラ戦では川島が先発したことを考えれば、序列が3番手に落ちたとも捉えられる。

中村航輔 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
①キルギス戦:不参加
②ベネズエラ戦:―(―)
 柏でJ1昇格争いを戦う中で参加。ベネズエラ戦はベンチから戦況を見守ったが、久々の代表活動で受けた刺激を今後の成長へつなげたい。
【DF】
長友佑都 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
①キルギス:5(フル出場)
②ベネズエラ戦:不参加
 キルギス戦では井原正巳(現・柏コーチ)に並ぶ、歴代2位タイとなる国際Aマッチ122試合を出場を達成。しかし、その一戦では自身が守る左サイドを相手に狙われて苦戦。記念すべきゲームで悔しさを募らせた。

吉田麻也 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
①キルギス:5.5(フル出場)
②ベネズエラ戦:不参加
 キルギス戦でもキャプテンとして最終ラインを引き締め、2次予選では4試合連続のクリーンシート。またその一戦で日本代表として100試合出場を果たした。ただし危険な場面を何度か作られたのは反省材料だ。

佐々木翔 [評価]D
サッカーダイジェスト採点
①キルギス:―(―)
②ベネズエラ戦:3.5(フル出場)
 チャンスが巡ってきたベネズエラ戦で2失点に絡む。得意としていたはずの空中戦で相手に競り負け、担当した左サイドからチャンスを作られた。試合後には課題を口にしたように厳しい一戦になってしまった。

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