【横浜FC】J1昇格を引き寄せる技アリの一発! 松尾佑介の決勝点は「けっこう得意」な形

2019年11月16日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ファーに流し込めば入るかなと思った」

コースを突いた見事なシュートでネットを揺らした松尾。守備でも献身的にプレスバックするなど、攻守両面で奮闘した。(C)SOCCER DIGEST

[J2第41節]岡山0-1横浜FC/11月16日/Cスタ

 狙いどおりのファインゴールだった。

 24分、ドリブルで攻め上がった北爪健吾からのパスをダイレクトで流し込む。放たれたボールはポストに当たり、ネットを揺らした。

 アウェー岡山戦に臨んだ横浜FCは、松尾佑介がねじ込んだこの1点を守り切り、1-0の勝利。13年ぶりのJ1昇格に向け、大きな勝点3を掴んだ。

「落ち着いて、ゴールが見えていました。ファーに流し込めば入るかなと思って。ポストだったんですけど、あそこを狙っていたから良かった」

 北爪はドリブルで相手エリア内に侵入。そのままシュートを打ってもいい状況で、松尾も「打つと思った」という。だが、「(北爪が)1回、持ち直した時点で、準備したら来るな、と思って」とスタンバイ。予想どおり、北爪からの横パスが来る。「丁寧に落としてもらったので。しっかり振り抜くだけでした」。

 目の前にDFもいたが、左サイドから逆のポストを狙った技ありの一発だった。角度はあまりなかったが、松尾からすれば「けっこう得意」な形だ。あとは、浮かさないように心がけた。「ファーに巻くように蹴れば、キーパーもちょっと見えづらいかなと思って」。まさにイメージどおりのゴールだった。

 最終節のホーム愛媛戦で勝てば、自力でJ1昇格を決めることができる。岡山戦の勝利の立役者である松尾は「ラスト、勝てば昇格できる。しっかり勝つことだけを意識したい。やることは決まっているので。来週に向けて準備したい」と意気込みを口にした。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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