ヴィッセル神戸で現役引退のビジャが母国メディアで語った“最高の思い出”とは? 「キャリアで最も重要だったのは…」

2019年11月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「たくさんの国でプレーしたことは…」

スペイン、アメリカ、オーストラリア、そして日本と世界を股にかけてプレーしてきたビジャが、そのキャリアを振り返った。 (C) SOCCER DIGEST

 11月13日に現役引退を発表したヴィッセル神戸のダビド・ビジャは、地元アストゥリアス州のスポルティング・ヒホンでプロキャリアをスタートさせてから、様々な土地でプレーしてきた。

 国内ではヒホンの他にサラゴサ、バレンシア、バルセロナ、アトレティコ・マドリーに在籍したビジャは、2014年にニューヨーク・シティと契約。メルボルン・シティを経てからMLSでプレーし、2019年にヴィッセル神戸に加入した。

 母国スペインにとどまらず、アメリカ大陸やオーストラリア、そしてさらに日本の地も経験したことは、ビジャという人間にとって大切な財産になったようだ。

 スペイン紙『Marca』によると、ビジャは『Radio MARCA』で、「たくさんの国でプレーしたことは、選手としても、人としても、自分を豊かにしてくれた」と話した。

「各チームでの思い出の瞬間を選ぶのは難しいよ。すべてがとても素晴らしかったからね。各クラブの職員やファンのみんなが、仕事の面でも人としても、今の自分になる助けとなった」

 一方で、ビジャはキャリアを通じて忘れられない瞬間として、「プロとして成し遂げた中でもっとも重要で、キャリア最高の出来事だった」と、ワールドカップ優勝を決めた時を挙げている。

 また、ビジャは、「このスポーツは友情や経験など、素晴らしいことも与えてくれる」と、サッカーはゴールやタイトル、大舞台でのビッグマッチだけではないとも述べた。

「みんなが愛情や敬意をもって自分のことを覚えていてくれて、仕事だからクラブを変える決断をしなければいけないこともあると理解してくれた(ことを誇りに思う)」

 日本では、バルサや代表でもチームメイトだったアンドレアス・イニエスタと再会したビジャは、「彼とは素晴らしい関係」と、"盟友"に賛辞を寄せた。

「選手としても人としても、大好きな人だ。彼との関係はずっと続けていくよ」

 そのビジャとイニエスタが一緒にプレーするのは、あとわずかとなった。トロフィー獲得への意気込みを露にした天皇杯で、有終の美を飾れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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