【日本代表】「数だけ積み立てても寂しい」歴代2位タイの122試合出場達成も長友佑都に笑顔がなかった背景

2019年11月15日 本田健介(サッカーダイジェスト)

キルギス戦では難しい対応を迫られる

キルギス戦も左SBで先発した長友。歴代2位タイの出場記録を達成した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[カタール・ワールドカップ・アジア2次予選]日本 2-0 キルギス/11月14日/ドレン・オムルザコフ・スタジアム

 カタール・ワールドカップ・アジア2次予選の第4戦でキルギスと対戦した日本は、敵地・ドレン・オムルザコフ・スタジアムの荒れたピッチや、相手の積極的なプレッシャーに苦戦。しかし、南野拓実のPKと原口元気のFK弾で勝利を収めた。

 この試合で日本代表として、井原正巳に並ぶ歴代2位の122試合出場を達成したのが、左SBで先発した長友佑都だ。

 キルギス戦では「サイドの選手がずっと張っていて、シャドーの選手が僕の前にもいたので、結局は中に絞りながら、サイドチェンジのところで対応するしかなかった」と難しい守備を求められ、「最後のところで身体を張るしかないないと思っていました」と我慢の時間が続いた。それでも最終的には無失点勝利に貢献した。
 もっとも試合後に出場記録の喜びを訊くと、「記録は数字だけ積み立ててもしょうがない」と真剣な眼差しでこう答える。

「自分がこのチームでなにができるかというところにこだわらなくてははいけない。自分たちの子供の世代、今、まだサッカーが見られない子たち、サッカーを理解できない子たちに『長友、いたな』と思われるくらいに、記憶に残る選手にならないといけないなと、数だけで積み立ててもそれはそれで寂しいですよ」

 33歳になった今でもさらなる成長を誓う――これまでの以上のインパクトを残す決意を口にした。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)


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