FC東京が27節以来の首位再浮上!D・オリヴェイラのPK弾で粘る磐田を1-0撃破!

2019年11月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半は磐田が再三の決定機を創出も無得点

FC東京がD・オリヴェイラのPK弾で先制する。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは11月9日、各地で31節の5試合を開催。ヤマハスタジアムでは最下位のジュビロ磐田と2位・FC東京の一戦が行なわれ、FC東京が1対0で勝利を収めた。

 敗れれば、J1残留へいよいよ窮状に追い込まれる磐田。立ち上がりから球際での激しさを打ち出し、上位相手にくらいついていく。FC東京の強力な2トップに対して厳しいマークと素早いカバーリングで粘り強いディフェンスを見せた。

 30分にはディエゴ・オリヴェイラに決定的なシュートを打ち込まれるも、GK八田直樹がスーパーセーブでゴールを許さない。すると、攻撃陣もディフェンス陣の健闘に応じるかのように攻撃のテンポを上げていく。42分にはルキアン、45分には松本昌也が決定機を迎えるが、いずれも守護神の林彰洋のビッグセーブに阻まれた。前半は0-0で終了した。

 迎えた後半の立ち上がり、磐田に一瞬の隙が生まれてしまう。橋本からの浮き球のスルーパスにサイドから切り込んだ室屋が反応。室屋の仕掛けからの切り返しに磐田の藤川虎太朗が対応するも倒してしまい、PKを献上。これをD・オリヴェイラに決められ、FC東京が先制した。

 先制された磐田だが、攻撃的な姿勢は崩さず、大久保嘉人、荒木大吾とアタッカーの投入で勝負に出る。62分には大久保が決定的なシュートを放つも相手DF陣の身体を張った対応に止められ得点ならず。さらに72分にも大久保が裏へ抜け出して至近距離からシュートを放ったが、これもクロスバーを直撃してゴールとはならない。

 結局、試合は1-0のままタイムアップ。FC東京が勝点3を積み上げ勝点62とし、この日同時刻開催で川崎に敗れた鹿島をかわして27節以来、4節ぶりの首位に立った。一方の磐田は勝点25のままで、残留へ厳しい局面に立たされることになった。

【磐田 0-1 FC東京 PHOTO】初優勝へ向け試練のアウェイ8連戦は3連勝フィニッシュで、首位再浮上

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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