「まるでホラー」「無謀なタックル」“加害者”のソン・フンミンが号泣…A・ゴメスの右足がへし曲がる大惨事に悲痛な声

2019年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

最初はイエローカードを手にしていた主審も…

A・ゴメスに駆け寄るエバートンの選手たち。ソン・フンミン(7番)も頭を抱えた。(C)Getty Images

 あまりにショッキングなシーンだった。

 11月3日に行なわれたプレミアリーグ第11節で、エバートンはトッテナムをホームに迎えた。敗色濃厚の後半アディショナルタイム97分に生まれた、ジェンク・トスンの劇的な同点弾以上に話題となっているのが、MFアンドレ・ゴメスの大怪我だ。

 エバートンの1点ビハインドで迎えた77分だった。後方からソン・フンミンにタックルを食らったA・ゴメスは着地に失敗し、セルジュ・オーリエと激突してピッチに倒れ込んだ。叫び声を上げたポルトガルMFの右足は明らかに曲がっており、それを見たオーリエは頭を抱えて目を逸らした。

"加害者"となってしまったソン・フンミンは、事態の深刻さを察して顔を覆い号泣。最初はイエローカードを手にしていたマーティン・アトキンソン主審も、怪我の大きさを考慮してレッドカードを提示し、韓国代表FWは泣きながらピッチを後にした。
 
 英国メディアはこのショッキングな怪我を「おそろしい」(『BBC』)、「ホラーのようだ」(『Dairy Star』紙)と報道。『The Sun』紙は、「ソン・フンミンの無謀なタックルは、最初はイエローが妥当だと思っていたが、選手の表情や観客の反応を見てすぐに深刻な怪我を引き起こしたと悟った」という元主審のマーク・ホールジー氏の見解を掲載している。

 また同点弾を叩き込んだジェンクも、自身のインスタグラムで「こんなことが起きるなら、勝ち負けなんかどうでもいい。0‐5で敗れたほうがましだ」と悲痛な思いを綴った。

『Guardian』紙などによると、すぐに病院に運ばれたA・ゴメスは、緊急手術を受けたという。今シーズンは絶望という見方が強いようだ。

 またグディソン・パークで輝く姿を少しでも早く見られるのを祈るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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