横浜FCが暫定2位浮上!ふたりの”サイトウ”のゴールで長崎を2-0で下す

2019年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

長崎は昇格プレーオフ出場の可能性が消滅…

この日先発出場となった斉藤光毅。今季はリーグ戦26試合に出場し6得点を記録している。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 11月3日、J2リーグは各地で第39節の5試合を開催した。ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた横浜FCとV・ファーレン長崎の一戦は、2-0で横浜FCが勝利を収めた。

 前日首位の柏レイソルが大宮アルディージャに敗れ、J2優勝と自動昇格のためにも勝利が必要な横浜FC。対する長崎は、クラブ史上初の天皇杯ベスト4に進出した一方、リーグ戦は3連敗中。この試合で引き分け以下になると、昇格プレーオフ出場の可能性が消滅、勝利したとしても他会場の結果次第では昇格の可能性がなくなる。また、チーム内得点王の呉屋大翔が出場停止という、崖っぷちの状況。

 試合は両チームが攻め合い迎えた42分、横浜FCが先制に成功する。サイドの突破からペナルティエリア内の連係で最後は齋藤功佑が右足を振り抜くと、DFに当たり軌道が変わったボールがゴールに吸い込まれる。横浜FCが1-0として前半を終えた。
 

 迎えた後半、前掛かりにくる長崎をいなしながら、カウンターを仕掛ける横浜FCは、62分に同様の形から今度は斉藤光毅が決める。相手CKから北爪健吾が右サイドを駆け上がりカウンターに出ると、グラウンダーのクロスを供給。ゴール前に上がっていた斉藤光がこれに反応し、GKとの1対1を決め2-0とリードを広げる。

 その後、長崎の攻撃をしのぎ切った横浜FCは、2-0のまま試合終了のホイッスルを迎え、勝利を収めた。

 この結果、横浜FCは勝点70で、暫定ながら自動昇格となる2位に浮上。数字上は逆転優勝の可能性も残した。一方の長崎は同53で12位となっている。

 J2は残り3節(台風の影響で1試合未消化の大宮は残り4試合)、横浜FCは敵地で徳島、岡山と対戦し、最終節はホームで愛媛戦となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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