【J1採点&寸評】川崎 2-1 広島|主役は天国と地獄を見た川崎DF。強烈ミドルの若きボランチも評価

2019年11月02日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――マギーニョは失点に絡むも直後に決勝弾をマーク

【警告】川崎=登里(90分) 広島=野上(57分)、森島(76分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】マギーニョ(川崎)

[J130節]川崎2-1広島/11月2日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6
後半は押し込まれる時間が長く、82分には同点に追い付かれたが、良く勝った。内容は褒められたものではなかったものの、家長、車屋、谷口ら主力を欠いたなかで勝点3を掴んだのは大きい。

【採点・寸評】
 GK
21 新井章太 6
ルヴァンカップでMVPに輝いた守護神は、1失点したとはいえ、42分には絶体絶命のピンチをファインセーブで凌いでみせた。もっとも後半開始早々にパスを奪われ、ポスト直撃のシュートを放たれたシーンは反省材料だ。
 
DF
MAN OF THE MATCH

26 マギーニョ 6.5
出場停止や負傷者が重なったなか、右SBでスタメン出場。カウンター時のスプリント力はさすがだったが、82分にはパスミスで失点を献上した。それでも、2分後にはこぼれ球を豪快に蹴り込んで決勝点をマーク! 良い意味でも悪い意味でも目立ち、チームに勝点3をもたらしたという意味でMOMに選出。
 
3 奈良竜樹 5.5
長期欠場から遂に先発復帰! 森島とのスピード勝負では分が悪かったが、D・ヴィエイラとのマッチアップではハードなマークで自由を与えず、周囲を叱咤激励した。しかし、82分にはマギーニョのパスミスをカバーし切れずに目の前で決められた。
 
34 山村和也 5.5
好フィードを見せたかと思えば、パスミスでカウンターを招いた。奈良とともに最終ラインを支えたが、後手を踏む場面も。
 
2 登里享平 6
パスの受け方が上手く、左サイドからボールを持ち運んだ。押し込まれた後半は割り切ってディフェンス。

MF
25 田中 碧 6.5
序盤はゴール近くでファウルを犯したが、ダイナミックに攻守に関わると、21分には強烈なミドルで先制ゴールを奪取! 37分にはチームを救うクリアもあった。ただし後半にパスミスがあったのは課題。
 
10 大島僚太 6(60OUT
序盤の素晴らしいパスの数々はお金をかけても観る価値あり! フリーランも光り、MOMに選出してもおかしくない活躍だった。一方で流れが悪かった後半はチームを落ち着かせられず、挽回できないまま交代に。
 

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