【FC東京】「嫌な感覚はないが、やりにくさはある」。キャプテン東がアウェー8連戦の真っ只中で抱く素直な心境

2019年11月02日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

アウェー8連戦のうち6試合を戦っての戦績は…

キャプテンの東は古巣の大分戦でハイパフォーマンスを披露できるか。写真:徳原隆元

 今季のJ1リーグで優勝争いに絡むFC東京は、アウェー8連戦の真っ只中。その6試合を消化して戦績は2勝2分2敗と五分だ。この結果を「良いとは言えない」と長谷川監督もコメントしたように、厳しい戦いを強いられた試合もある。例えば松本戦は相手の守備網を崩せないままスコアレスドロー、鹿島戦は開始早々の失点が響いて完封負け、鳥栖戦は不可解な判定もあり逆転負けと、満足いく結果を残せているわけではないのだ。

 キャプテンの東もアウェー8連戦の難しさを肌で感じている。

「日本のアウェーゲームに対して嫌という感覚はないですが、さすがに8試合連続となるとやりにくさはあります。でも、そんななかでも勝点を積み上げているので、あと2試合、しっかりやりたい」
 
 アウェー8連戦の7試合目となるのは、大分戦。羽田空港から飛行機で約1時間50分、大分空港から大分駅まで高速バスで1時間、さらにそこからスタジアムまでバスで30分と移動距離・時間ともなかなかのものだ。どのルートで行くにせよ、選手にかかる移動的負担は少なくないはずで、それがどう試合に影響するか。ちなみに、古巣との対戦となる東は「思い入れのあるクラブに恩返しする意味でも勝ちたい」と言っていた。

 昨日、優勝争いのライバルである鹿島が浦和を下して勝点を59に伸ばしている。ここで離されるわけにはいかない状況で、FC東京は大分から勝点3を奪取できるか。プレッシャーに打ち勝つという意味でも、重要な一戦になる。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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