S・ラモスに続いてピケも東京五輪出場を示唆! 2010年の南アW杯の“黄金コンビ”再結成か「可能性は閉じてない」

2019年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-21代表を率いる指揮官の考えは?

スペイン・サッカー界を長年に渡って支えてきたS・ラモス(後列左)とピケ(後列右)。この二人が参戦することになれば、日本代表にも脅威となりそうだ。 (C) Getty Images

 来夏に行なわれる東京オリンピックへの出場を決めているスペイン代表。その陣容は、豪華絢爛な顔ぶれになるかもしれない。

 現地時間10月30日、バルセロナに所属するスペイン代表DFジェラール・ピケが、地元ラジオ局『Cadena Ser』のインタビューで、東京オリンピック出場の可能性を示唆した。

 昨夏に行なわれたロシア・ワールドカップ後にスペインA代表からの引退を明言し、それ以来、赤いユニホームに袖を通していないピケだが、『Cadena Ser』のインタビューにおいて、「人生において何も除外するべきものはない」と語り、さらに次のように続けた。

「どうしてそれがないっていうの? 可能性の扉を閉じるのは好きじゃない。いつだって開けてあるさ」

 来るオリンピックに参戦するスペイン代表のメンバーに関しては、すでにレアル・マドリーとA代表のキャプテンを務めているセルヒオ・ラモスも「呼ばれる可能性がある選手なら誰もノーとは言わない。良いプランだ」と明言し、メンバー選考の行方が注目を集め続けている。

 過去にオリンピックでスペイン代表は、オーバーエイジ枠を使用したことがなく、ピケとS・ラモスの参戦には、同国のサッカー協会内での協議と意思統一が必要になる。

 ちなみにスペインU-21代表を率いているルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、スペイン・メディア『20 minutos』の取材で、「誇らしいことだね」と語り、招集の可能性について次のように続けた。

「現時点で、私はそこまで考えていない。まだ先は長いし、しかるべき時に検討することになるだろう。私にとっては彼らが我々とともにやりたいと願ってくれるというのは大歓迎すべきこと」

 現在、U-21スペイン代表には、バルセロナで台頭している16歳の俊英FWアンス・ファティや複数のメガクラブが獲得を狙っているダニ・オルモなど、大会屈指の豪華タレントが名を連ねている。

 その顔ぶれのなかに2010年の南アフリカ・ワールドカップを制した際の主力CBであったピケとS・ラモスの"黄金コンビ"が加わることになれば、1992年のバルセロナ大会以来となる金メダル獲得も現実味を帯びてきそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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