0-9の大惨敗を喫したサウサンプトンが異例の決断! レスター戦の選手とスタッフの給与を全額寄付へ

2019年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手たちはずっと練習場に残り…」

レスターに面白いように得点を奪われてしまったサウサンプトンは、サポーターへの謝罪を形で示した。 (C) Getty Images

 歴史的な敗戦を喫したチームは、ショックを受けるファンへの謝意を意外な形で表わした。

 現地時間10月25日に行なわれたプレミアリーグ第10節のレスター・シティ戦で、サウサンプトンは0-9と屈辱的な大惨敗を喫した。

 イングランドのトップリーグが創設されてから131年で史上初となるホームでの9失点負けを喫し、汚名を残してしまったサウサンプトン。得失点差が大幅なマイナスとなり、降格圏の18位に転落したチームへは、メディアのみならずファンからも辛辣な声が上がり、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督も「謝らなければならない」と反省を口にしていた。

 そうしたなかでサウサンプトンは、名誉挽回の第一歩として異例の決断を下した。現地時間10月29日、選手やスタッフらの給与をチャリティー財団『セインツ・ファウンデーション』へ寄付すると発表した。

 公式サイトで声明を発表したサウサンプトンは、レスター戦の当日の給与を同財団に寄付するとしたうえで、その取り組みについて次のように説明した。

「選手たちはこの週末、ずっと(練習施設の)ステープルウッド・キャンパスに残り、サポーターのために正常な状態を取り戻すべく取り組んでいた。それに向けた最初の一歩として、チームはこの慈善団体が行う重要な活動を支援する」

 さらにサウサンプトンは、10月29日(リーグ・カップ4回戦)と11月2日(プレミアリーグ第11節)と続く、強敵マンチェスター・シティとの連戦に向けての意気込みを残している。

「現在、我々の選手とスタッフは、全力を尽くしており、マンチェスター・シティとの2試合のために集中している」

 王者シティとの連戦は決して楽ではない。だが、ファンに汚名返上を誓ったサウサンプトンとしては、気概を見せなければならない戦いになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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