【横浜FC】中村俊輔が待望の移籍後初ゴール!「ミナの落としがすべて」と仲間に感謝

2019年10月27日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

守備では献身的なフリーランニングを繰り返して

強烈なミドルで移籍後初ゴールを決めた俊輔。貴重な先制点を挙げて、チームの勝利に貢献した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J2第38節]横浜FC2-1東京V/10月27日/ニッパツ

 待望の移籍後初ゴールを決めてみせた。26分、CFの皆川佑介のお膳立てから左足を一閃。強烈なミドルを突き刺した。

 過去2試合はベンチ外だった中村俊輔が、今節の東京V戦ではボランチの先発で抜擢された。チームとしては前節の京都戦で久々の黒星を喫している。連敗となれば、熾烈な昇格レースで後れを取る。そうした重要なゲームで、俊輔は目に見える結果を残した。

「ミナ(皆川)が本当に良いボールを落としてくれて。シュートを打ってください、というボールだった」

 敵陣エリア内で身体を張ってキープした皆川が、少し後ろでスタンバイしている俊輔にバックパス。これを迷いなくダイレクトで合わせたが、「ミナの落としがすべて」と仲間の奮闘を称えた。

 得点以外でも、75分に途中交代するまでボランチの位置でテンポ良くパスを捌き、中盤を構成。守備に回っても、献身的にフリーランニングを繰り返してスペースを埋めた。

 横浜FCは俊輔の先制点の後、54分に松尾佑介のゴールでリードを広げる。62分に1点を返されたが、それ以上の東京Vの反撃を許さず、2-1で逃げ切ってみせた。

 J1昇格に向けて邁進するチームで、ようやく本来の実力を示し始めた俊輔が今後、どんな貢献を見せるか。ここからが本当の勝負になる。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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