【J2】上位4チームが勝利し、首位柏に次節にも昇格決定の可能性が浮上!一方2位&プレーオフ争いは大混戦

2019年10月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

3位横浜FCは中村俊輔の移籍後初ゴールで2位山形と勝点で並ぶ

J1昇格、J2優勝を引き寄せた柏。先制点を挙げた江坂任は今季34試合に出場し、10ゴール奪っている。写真:徳原隆元

 J2リーグは10月27日に各地で38節の11試合を開催した。三協フロンテア柏スタジアムで行なわれた、首位の柏レイソルと18位のアビスパ福岡の一戦は、4―0で柏が勝利を収めた。

 試合は、柏が前半から江坂任とオルンガの強烈なシュートで2点を先行すると、後半もオルンガ、マテウス・サヴィオと得点を重ね4-0で福岡に完勝。勝点を75に伸ばし、次節に昇格が決定する可能性も出てきた。

 11月24日に行なわれる最終節まで残り4節。上位4チームはそれぞれ勝利を収め順位をキープした一方で、プレーオフ圏の6位以内を争う戦いはまだまだ混戦が続いている。

 2位のモンテディオ山形は、ホームで16位の愛媛FCと対戦。38分に右のCKから最後は柳貴博が右足で詰め先制に成功すると、61分には中村駿が、62分には坂元達裕が、ともに相手パスミスを奪いミドルシュートを決め、3-0と完勝した。勝点67、得失点差を3ポイントプラスし2位を堅守した。

 3位横浜FCはプレーオフ進出の可能性もあった13位東京ヴェルディと本拠地ニッパツ三ツ沢球技場で対戦。26分に中村俊輔の移籍後初得点となる強烈なミドルシュートがゴール右隅に決まり先制。さらに54分に松尾佑介のゴールで突き放す。62分に東京Vの李栄直のゴールで失点してしまうが、最後は猛攻をしのぎ切り2-1で横浜FCが競り勝った。勝点67は2位山形と並ぶが得失点差で自動昇格圏外の3位は変わらず。

 4位の大宮アルディージャは、15位のFC琉球と敵地で対戦。開始2分に先制を許すが、前半の内に18分のファンマ・デルガド、43分の茨田陽生のゴールで逆転する。しかし、後半早々に再び失点。攻め込みながらも得点が奪えない展開が続くが、87分にロビン・シモヴィッチの技ありゴールで逆転に成功。ゴールに背を向けた状態でクロスボールに競り、ジャンプした右足に当ててゴールに流し込み3-2の勝利。勝点66で単独4位になる。また、大宮は台風の影響で1試合が未消化。11月6日に行なわれるアビスパ福岡との試合次第では単独2位浮上の可能性もある。
 勝点61で並んでいた7位徳島ヴォルティス対6位水戸ホーリーホックの一戦は、2-1でホーム徳島が逆転勝利を収めた。22分に水戸MFの福満隆貴に先制を許してしまうが、63分の河田篤秀、89分の野村直輝のゴールで2-1と勝利した。

 5位の京都パープルサンガは12位のアルビレックス新潟と敵地で対戦。31分のシルビーニョ、58分、69分のレオナルドのゴールで3点を先行される試合展開。81分に一美和成のゴールで1点を返すもののその後スコアは動かず1-3で敗戦した。

 この結果、この後行なわれるファジアーノ岡山が残されており暫定となるが、勝利した徳島が勝点64で5位に浮上。敗れた京都は同62の6位、水戸は同61で7位と順位を下げた。

 J2リーグ全日程終了まであと4節。次節には首位柏の昇格が決定する可能性もある一方で、自動昇格となる2位争いは、2位山形から5位徳島まで勝点3差に4チームがひしめき、プレーオフ出場権が与えられる6位以内を巡る争いは、暫定ながら6位京都から9位甲府まで、こちらも勝点3差で4チームが争っている。

 J2リーグ次節の39節は、11月2日・3日に全11試合が行なわれる予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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