［ルヴァンカップ決勝］札幌３（４ＰＫ５）３川崎／10月26日（土）／埼玉スタジアム2002

【チーム採点・寸評】
札幌　６
Ｊリーグ王者の川崎に対し、気持ちのこもった粘り強く熱いプレーで喰らい付き、川崎とともに４万8119人の観客を魅了する素晴らしい試合を行なった。２度も先行しながら逆転を許した守備の甘さは残念だったが、初めての大舞台で最後のＰＫまで諦めることなく戦い抜き、クラブ史上に今後の糧となる新たなページを刻んだ。


【札幌｜採点・寸評】
GK
25　ク・ソンユン　５
83分のセットプレーで、谷口のヘディングシュートを防いだのは好プレーだった。川崎から計23本のシュートを浴びせられたなかで、相手選手たちのミスにかなり助けられたのは否めない。

DF
３　進藤亮佑　５
自陣深い位置での激しいマッチアップなど見せ場もつくったが、90分の終盤、大島へのマークの甘さから小林へのラストパスを許してしまい失点に関与してしまった。

20　キム・ミンテ　5.5
持ち前のパワーとスピードで、ゴール前からサイドラインまでパワフルに危険なボールを跳ね返した。ただ、守備陣として３失点という結果には及第点を付けられない。

５　福森晃斗　6.5（106分OUT）
90分のラストプレーで得た右ＣＫで正確なクロスを入れ、深井の同点弾をアシスト。99分にはペナルティエリア手前から直接狙ったフリーキックで逆転に成功するなど"左足"を存分に魅せた。
 

MF
19　白井康介　６（73分 OUT）
絶妙なクロスで10分に菅の先制弾をアシスト。終盤はあまり好機がつくれずＬ・フェルナンデスと交代したが、守備では献身的にゴールラインまで走るなど、豊富な運動量で右サイドを活性化させた。

27　荒野拓馬　5.5
福森が交代でピッチを後にした際にキャプテンマークを引き継ぐ。32分のカウンターで相手陣内へボールを運ぶなど攻撃の起点にもなったが、決定的なチャンスを創出することはできなかった。

４　菅 大輝　６（117分 OUT）
右サイド白井からのクロスを利き足とは逆の右足で合わせ、早々の10分に先制弾。この得点がチームを勇気づけたのは間違いない。チーム最多３本のシュートを放ち、攻撃にも積極的な姿勢を見せた。