【ルヴァン杯決勝】歓喜の裏で涙した車屋紳太郎。PK失敗の舞台裏

2019年10月26日 本田健介(サッカーダイジェスト)

4人目のキッカーとして登場するも…

PKを失敗した直後に小林に励まされる車屋。試合後にはチームメイトへの感謝の言葉を口にした。(C)SOCCER DIGEST

 10月26日に行なわれたルヴァンカップの決勝は、PK戦の末に川崎が札幌を下し、初優勝を果たした。

 120分を終えてスコアは3-3。勝敗はPK戦へ委ねられたなか、川崎の4人目のキッカーとして登場したのが車屋紳太郎だった。両チームとも3人が蹴って失敗はなし。しかし、「あまり経験がなかった」と振り返った車屋が左足で放ったシュートは「思ったよりふかしてしまった」とクロバーに嫌われた。

 その後、川崎のGK新井章太が立て続けに札幌のシュートをストップし、川崎に歓喜の時が訪れるのだが、車屋の目には涙があふれた。
 感謝したのはチームメイトに対してだ。PKを失敗した直後にはキャプテンの小林悠がすぐに駆け寄り声をかけてくれた。

「チームメイトに助けられました。外した時に励ましてくれて感謝しています。最後まで信じようと思いました」

 車屋の願いが叶い、手にできたルヴァンカップ初優勝。チームメイト、そして車屋にとって決して忘れられないゲームになったはずだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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