ヴェンゲル、日本サッカー協会との接触を否定! 気になる今後については――「日本は愛しているから…」

2019年10月24日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

アーセナル勇退後から約1年半

ヴェンゲル氏は自身の今後の活動についても答えを示した。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 幾多の歴戦をくぐり抜けてきた名将から興味深い発言が飛び出した。

 10月24日、来日中のフランス人監督のアーセン・ヴェンゲル氏が都内で講演会を行ない、日本のサッカーに対する自身の考えを教示した。

 ヴェンゲル氏は1996年から約22年間にわたってアーセナルを率い、プレミアリーグ屈指の強豪へと押し上げた名将だが、昨年5月に勇退後は新しいクラブでの仕事に就かずに現在に至っている。

 そんなヴェンゲル氏について、やはり気になるのは今後の去就だ。一部報道では、日本代表のアドバイザー就任の噂が伝えられているが、2日前に70歳を迎えたばかりの名伯楽は、講演会前に行なわれた取材において、「それはノーだ」と一蹴した。
 アーセナルに着任する前の1995年から約1年半にわたって名古屋グランパスを率いた経験も持つヴェンゲル氏。それだけに再びJクラブまたは日本で、その辣腕を振るう可能性があるのかを聞かれると、こう答えてみせた。

「まだ、私が今後どのような活動をするかは決めていない。日本のことはとても愛しているから長く関わっていたいとは思う」

 明確な答えは示さなかったが、世界的な名将が日本で再び指揮を執る日が来る可能性も、ゼロではなさそうだ。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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