「ファンは僕のことも理解して…」ネイマールがバルサ復帰に揺れた今夏の退団騒動の“真相”を激白!

2019年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

罵詈雑言を浴びせられたパリSGファンへの想いは?

最終的にパリSGに残る決断を下したネイマールが、その胸中を明かした。 (C) Getty Images

 サッカー界を大きく賑わせた"騒動"に対する想いを渦中にあった男が告白した。

 今夏の移籍市場でデッドラインデーのギリギリまで駆け引きが繰り広げられたのが、パリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマールの古巣バルセロナへの復帰だった。

 獲得資金のないバルサは、ジャン=クレア・トディボ、イバン・ラキティッチ、ウスマンヌ・デンベレらをオペレーションに含めて、このディールを取りまとめようとしたが、
パリSGがオファーを受け入れなかったことで、交渉は暗礁に乗り上げた。

 一時はクラブへの合流をボイコットしながらも、残留が決まったネイマールには、「裏切り者だ」と訴えるパリSGのサポーターから罵詈雑言が飛び交った。それはクラブが公式サイトでブーイングを止めるよう指示する異例の事態となるほどの痛烈なものばかりだった。

 しかし、ネイマールは生半可な覚悟でバルサ復帰を望んでいたわけではないようだ。パリの地元紙『Le Parisien』によると、選手たちによる情報発信メディア『otro』のインタビューで、本人は古巣への移籍に動いた真相を次のように明かしている。

「ファンの気持ちは理解している。彼らの頭を駆け巡ったことを理解しようとしている。でも、僕のことも理解して欲しい。ハッピーじゃない時には、たとえどんな仕事であっても去ろうとするものでしょ。別の場所で働くために、仕事を変えるために、自分の幸せを見つけるために。それが僕がしたかったことなんだ」

 ただ、ネイマールは続けざまにファンに対して、「僕は残留したんだ」とパリSGのために全力を傾けることを独特の言い回しで誓った。

「最終的に残る決断した。そして、前にも言ったように僕はベストを尽くすよ。ファンとは男女の関係みたいなんだよね。僕らは互い喧嘩もするけど、それは関係性の一部なのさ。喧嘩して、また仲直りをして、愛が戻ってくる」

 パリSGで戦列に復帰してからは、リーグ・アンの5試合で4ゴールと流石の結果を残しているネイマール。いまだバルサ復帰説が燻っているが、再び騒動を起こすようなことはあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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