【U-18プレミア&プリンスリーグ】輝きを放った来季のプロ内定プレーヤー10選[西日本編]

2014年12月11日 森田将義

リバプールからもオファーが舞い込んだ快足ドリブラーには1年目から活躍の期待も。

今秋にはリバプールからのオファーが舞い込み、サッカー界を騒然とさせた京都U-18の奥川。持ち前のドリブル突破がトップでどれだけ通用するか。(C) SOCCER DIGEST

 高円宮杯U-18サッカーリーグは、プレミアリーグのEASTで柏U-18が、WESTでC大阪U-18がそれぞれ初優勝を飾り、12月14日のチャンピオンシップ、同13・15日に開催されるプレミアリーグ参入戦を残すのみとなった。
 
 今季も多くの逸材たちが大会を沸かせたが、ここではプレミアリーグWESTをはじめ西日本地区で、とりわけ輝きを放った来季のプロ入り内定選手10人を紹介する。
 
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GK 林 瑞輝(G大阪ユース→G大阪昇格内定)
生年月日:1996年9月4日
身長・体重:182センチ・74キロ
 
 正確なキャッチングと絶え間ない的確なコーチングが武器の守護神。世代別代表にコンスタントに選ばれており、豊富な国際経験と大舞台での勝負強さも兼備する。
 
 今年は主将として最後尾からチームを牽引してきた。「キャプテンとしての仕事は試合前の円陣くらい」と笑うが、昇格1年目でのプレミアWEST2位の躍進は、主将の存在なしに語れない。
 
DF 温井駿斗(C大阪U-18→C大阪昇格内定)
生年月日: 1996年11月14日
身長・体重:177センチ・65キロ
 
 中学時代は攻撃的なポジションの選手だったが、C大阪U-18入団後に左SBへコンバート。当初は守備に苦慮したものの、経験を積み重ねて堅実さと粘り強さを身につけ、大熊裕司監督からも高く評価されるようになった。
 
 今年は豊富な運動量を活かし、サイドをアグレッシブに駆け上がっては高精度のクロスを連発。キャプテンマークを巻く機会も増えたように精神的にもタフさを増した。
 
DF 山口真司(神戸U-18→神戸昇格内定)
生年月日:1996年4月26日
身長・体重:170センチ・57キロ
 
 的確なポジショニングとクレバーなボール奪取が光る左SB。攻撃面では、タイミングのいい攻め上がりからの高精度クロスが武器だ。トップチームに練習参加した際には、「一つひとつのプレーで甘さを見せられない。パスやトラップで油断すれば"緩いぞ"と声をかけられ、意識が変わった」。出場機会を掴めば、飛躍も見えるはずだ。
 
MF 鎌田大地(東山高→鳥栖加入内定)
生年月日:1996年8月5日
身長・体重:180センチ・72キロ
 
 柔らかな足下の技術を備えた大型MF。プレミアWESTでチームは惜しくも降格となったが、前線の核として攻撃にタメを作り、多くの決定機に絡んで10得点を奪った。潜在能力の高さは間違いないが、ハードワークの姿勢が足りないのも確か。そこは本人も自覚しており、「練習から熱くて勝負や球際にこだわる。自分にないものがあった」と敢えて選んだ鳥栖でさらなる成長を誓う。
 
MF 奥川雅也(京都U-18→京都昇格内定)
生年月日:1996年4月14日
身長・体重:176センチ・62キロ
 
 スピードとテクニックに溢れるドリブルで決定機を量産するU-19代表MF。プレミア後半戦は怪我で戦列を離れたものの、出場すれば例外なく大暴れ。リバプールから獲得オファーが舞い込んだ才能は本物だ。
 
 FC東京との練習試合では「プロとの差を感じた。特に高橋秀人さんは抜けたと思っても、えぇ…と思うような所から足が出てボールを奪われた」と苦笑い。差を痛感したが、場慣れすればプロでの活躍も期待できるはずだ。

輝きを放った来季のプロ内定プレーヤー10選[西日本編]
 

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