バルサの16歳や久保建英ら逸材が目白押し! ラ・リーガの見所を「7つのキーワード」でチェック!【第4回:ティーンエージャー】

2019年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサ相手に今季初ゴールなるか?

ラ・リーガの序盤戦を盛り上げている久保(左上)、ファティ(右上)、J・フェリックス(左下)、イ・ガンイン。今後も目が離せないティーンエージャーたちだ。(C)Mutsu KAWAMORI , Getty Images

 18歳の久保建英が、レアル・マドリーを経てプリメーラ(1部)のマジョルカへレンタル移籍し、ドイツやイングランドで活躍した香川真司と岡崎慎司が、それぞれセグンダ(2部)のサラゴサとウエスカに加入するなど、日本での注目度がますます高まっているのが、スペインのラ・リーガだ。

 この世界最高峰のリーグの見所を、「覇権争い」「CL出場権争い」「プリメーラのサムライたち」「ティーンエージャー」「エル・クラシコ」「1部昇格争い」「セグンダのサムライたち」という7つのキーワードで紹介していく。

 第4回は、要注目の「ティーンエージャー」を紹介する。

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 今シーズンのラ・リーガは10代の新鋭に注目株が目白押しだ。その筆頭格が、バルセロナの16歳、アンス・ファティだろう。8月25日のベティス戦(ラ・リーガ2節)で、16歳と298日というクラブ史上2番目の若さでトップデビューを果たすと、6日後のオサスナ戦(3節)でバルサの史上最年少得点記録を更新(16歳と304日)。続くバレンシア戦でも1得点・1アシストをマークするなど、故障で出遅れたリオネル・メッシの穴を埋める活躍を見せた。

 10月15日には史上2番目の若さでスペインU-21代表デビューを果たすなど、文字通り加速度的に成長を遂げている。バルサのカンテラ(下部組織)時代にともにプレーした久保も、年下のファティの活躍に刺激を受けていることだろう。

 クラブ史上最高額の1億2600万ユーロ(約157億円)でアトレティコ・マドリーに加入したポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは、19歳とは思えない堂々たるプレーを披露。開幕から全試合でスタメンを飾り、チームトップのスコアポイント(2ゴール+1アシスト)をマークするなど、攻撃を牽引している。キープ力に優れ、最後の30メートルでのアイデアやシュートセンスも抜群だ。

 マドリーのブラジル人コンビ、19歳のヴィニシウス・ジュニオールと18歳のロドリゴも注目だ。スピーディーなドリブルを武器に昨シーズンにブレイクした前者は、課題の決定力が上がれば、大化けするポテンシャルを秘める。同じサントス出身の先達ネイマールとも比較される後者は、第6節のオサスナ戦でデビューから93秒で初ゴールという離れ業をやってのけた。

 スター軍団のなかで、コンスタントな出場機会を得られていないのが現状だが、ピッチに立てば違いを作れるだけの武器を持っている。
 

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