インスピレーションを受けている選手は? “絶好調男”南野拓実がザルツブルク公式インタビューに登場!

2019年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブが「エリート」な選手と紹介

タジキスタン戦で2ゴールを叩き出した南野。W杯2次予選では3戦連発だ。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 10月15日に行なわれたカタール・ワールドカップのアジア2次予選、日本はタジキスタンに3-0で勝利した。この試合で国際Aマッチ4試合連続ゴールを達成したのが、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクに所属するFW南野拓実だ。

 今季の南野は、リーグ開幕節でゴールを決めて以降絶好調で、ここまで公式戦11試合で6ゴール・8アシスト。欧州最高峰の舞台であるチャンピオンズ・リーグ(CL)の第2節リバプール戦で見せた1ゴール・1アシストの活躍は、世界的な反響を呼んでいる。

 そんななか、ザルツブルクの公式サイトが、「タキ(南野の愛称)がエリートである理由」というタイトルが付けられた南野のインタビューを公開。そのなかで、この日本代表FWは、「サッカーというのは100分の1秒以下の"瞬間"の判断で勝利が決まるスポーツだ。その瞬間をモノにすることができるかどうかで、選手としての価値が変わる。タキは、その瞬間を99~100%の高い確率で手中に収め、ゴールを挙げられるひとりだ」と紹介されている。

 そのインタビューで南野は、回復のためにはマッサージが欠かせないことや、試合前の準備やオフの過ごし方などについて明かしている。

 その中の「プレー中、ピッチではどんなことを考えているか?」という質問については、次のように回答している。

「ピッチに立っている時に考えるべきなのは、いかに勝利するか、だと思います。ピッチにいることが、何よりも集中できる唯一の方法ですね。プレー中は、スタジアムの雰囲気やファンの歓声は、ほとんど聞こえていない。自分だけの世界にいる感じです」

 そして、プレーのインスピレーションを受けている存在として、下記の名前を挙げた。

「セルヒオ・アグエロ、アントワーヌ・グリエーズマン、エデン・アザール、フィリッポ・インザーギ、ラウール……。体格は自分とそれほど変わらないのに、彼らのプレーは素晴らしいと思う。身体も身長も決して大きくないストライカーが、欧州の舞台で毎シーズン20ゴール以上を達成しているのは、驚くべきことだと思います。ペナルティーエリア内で重要なプレーができる選手が大好きです」

 ちなみに日々の生活に欠かせない物としては「iPadとヘッドフォン」を挙げ、「室屋成(FC東京)とは会うたびにプレイリストを交換してます(笑)。日本の音楽が好きです」と回答している。

 ザルツブルクは現地時間10月19日に行なわれるアウェーのシュトゥルム・グラーツ戦の後、23日のCL第3節でナポリをホームに迎える。イタリア屈指の強豪から、南野は再びゴールを奪えるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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