「忘れられない」「君はいったい何歳だ…」C・ロナウド伝説のオーバーヘッド弾を“被害者”ブッフォンが回想!

2019年10月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブッフォンの頭によぎったのは…

C・ロナウドが放った鮮烈な一撃をブッフォンが振り返った。 (C) Getty Images

 まさにスーパースターたる所以と言える強烈なショットだった。2017-18シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝第1レグで、当時レアル・マドリーに所属していたクリスチアーノ・ロナウドが、後に移籍することになるユベントスから奪った鮮烈なオーバーヘッド弾である。

 前シーズンのCL決勝と同じカードということもあり、注目を浴びていた一戦で、千両役者ぶりを見せつけたのが、C・ロナウドだった。開始3分に先制ゴールを叩き込んだナンバー7は、64分に鮮やかに"舞った"。柔らかいクロスをエリア内中央でオーバーヘッドであわせ、ゴール右隅へ突き刺したのだ。

 この準々決勝で強敵ユーベを打ち破ったマドリーは、そのままファイナルへと駆け上がり前人未踏のCL3連覇を達成。その偉業にC・ロナウドのオーバーヘッド弾が大きく寄与していたのは言うまでもない。

 当時ユベントスのゴールマウスを守っていたブッフォンは、何を思っていたのか? 現地時間10月13日、イタリア紙『Gazzetta dello sport』の主催するイベント「Trento Sports Festival」に出席した名手は、こう振り返った。

「私はあのゴールを受けたあと、25秒ぐらいフラストレーションを抱えていた。けど、ふと、我に返って、彼がやってのけたことがいかに素晴らしいかを考えていたんだ。本当に特別なゴールだったと思う。忘れることはできない」

 さらに41歳の守護神は、この時にC・ロナウドと交わしたやり取りを明かした。

「あのゴールを決められた後に私は彼に言ったんだ。『クリスチアーノ、君はいったい何歳なんだ?』ってね。そしたら彼は、『33歳だよ。悪くないでしょ?』って答えたんだ。二人して思わず笑ってしまったよ」

 C・ロナウドの放った忘れ難きオーバーヘッド弾は、名守護神の脳裏にしっかりと焼き付いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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