【日本代表】人工芝に気温の寒暖差…W杯予選の次なる舞台、タジキスタンってどんなところ?

2019年10月14日 本田健介(サッカーダイジェスト)

日本代表のサポーターも見られる

試合会場となるスタジアム。天気には恵まれている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 カタール・ワールドカップ・アジア2次予選を戦う日本は、10月10日に埼玉スタジアム2002で行なわれたモンゴル戦に6-0と快勝し、同15日にはアウェーでのタジキスタン戦へ臨む。

 11日にタジキスタン入りした日本代表は、12日から会場となるリパブリカン・セントラル・スタジアムで練習を開始。初日はキャプテンの吉田麻也と長友佑都がホテルでコンディション調整をしたが、13日のトレーニングからは全員が集合し、汗を流した。

 さて、今予選の初戦としてアウェーで戦った9月のミャンマー戦は雨期だったため、悪天候やピッチに苦しめられたが、今回は人工芝、そして寒暖差の大きい乾燥した気候への適応が必要になる。
 まず人工芝であるが、吉田が13日の練習後、「だいぶボールが足もとに入るなということと、バウンドも変わるし、水を撒いてもすぐに乾いちゃうらしいので、足が引っかかるなというのはありました。まあ慣れですね。今日、明日で慣れたいです。引っかかる分、イレギュラーが起きやすいので、細かいことを細かいところでできないのかなという感じもします。ダイナミックなことをして相手を揺さぶりたいです」と語ったように、少なからずプレーに影響は出そうだ。

 また国土の93パーセントが山岳地帯だとされるタジキスタンは寒暖の差が激しく、日中は30度近くまで上がることもあるが、日が落ち始めると急激に気温は落ち、10度近くにもなる。

 試合開始は現地時間の17時15分(日本時間21時15分)。練習の際に測ったこの時間の気温は18.6度で、比較的、身体を動かすには適しているかもしれない。ただ空気は乾燥しており、砂っぽい部分は、やや気になるところでもある。

 一方、周囲の環境と言えば、日本を歓迎する人が多く、練習後には数人の子どもたちが選手にサインをねだる光景も見られた。マルセイユサポーターだというひとりの少年は、酒井宏樹のファンだと話し、「KUBO」と書いた紙を持っている少年の姿もあった。

 またスタジアムに隣接するスポーツショップには日本代表のユニホームが飾られ、店員は「こんにちは」や「ありがとう」などの言葉で客を迎え入れるシーンもあった。

 タジキスタンはキルギス、モンゴルを下し、日本同様に今予選は連勝中。試合当日は相手サポーターでスタジアムは染められそうだが、ここまでの練習は大きな問題もなくこなせている。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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