今夏にスペイン２部のサラゴサに移籍した香川真司。その加入による、"驚くべき現象"が現地で話題を呼んでいる。

　スペイン・メディア『eldesmarque』サラゴサ版は、「加入時は想像もつかなかったことが、実際に起こっている」と報じている。

「シンジ・カガワの買い取りは、世界的にインパクトのある出来事だということは知られていた。彼はアジアにおけるスポーツの象徴であり、日本と世界で多くのファンを獲得するだけのカリスマ性を持ち合わせている。

　彼の加入によって、ユニホームを身に着けたファンがスタジアムを訪れるだけではなく、クラブのSNSも盛り上がりを見せるようになった」

　香川の加入効果に触れた現地メディアは、驚くべき出来事として、実際にサラゴサのファンショップを訪れた日本人ファンの存在を紹介している。

「クラブの公式SNSは、実際にサラゴサを訪れたひとりの日本人ファンを紹介している。なんと、日出る国から訪れたファンは、わざわざオフィシャルショップを訪れ、香川のユニホームを購入し、クラブの有料ファンクラブに加入した。

　これに対して日本人ファンから多くの反響が寄せられており、同じことをしたいと考えている人々が多いことを表わしている。香川の契約がもたらした、もうひとつの確かな"恩恵"だ。サラゴサはカガワの存在を足掛かりに、日本、そしてアジア大陸での知名度を高めることに成功しつつある。これを続けていかない手はないだろう」

　日本人のファンクラブ加入を報告するこの投稿に対して、現地ファンからは「新たな我々の友人だ」「ともに戦おう！」といった声が寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部