「モウリーニョを解任すべきじゃなかった」中国移籍のフェライニ、古巣の指揮官問題を痛烈批判

2019年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チーム作りは時間がかかるんだよ」

モウリーニョのもとでプレーしていたフェライニ。 (C) Getty Images

 プレミアリーグ前節でニューカッスルを相手に今季3敗目を喫し、12位と低迷するマンチェスター・ユナイテッドは、オレ・グンナー・スールシャール監督が激しい批判を浴びている。

 だが、そのスールシャールの下でプランから外れ、昨季途中に中国の山東魯能に移籍したマルアン・フェライニは、問題は指揮官ではないと考えているようだ。そもそも、ジョゼ・モウリーニョ前監督を解任すべきでなかったと訴えている。

 英紙『Telegraph』によると、フェライニは「モウリーニョという世界有数の監督を連れてきて、彼はチームを作ろうとしていたのに、ユナイテッドは解任したんだ」と述べた。

「チームをつくるのは簡単じゃない。2年以上の時間が必要だ。スールシャールをどうするかは知らないけど、チーム力を向上させて勝つためには、時間が必要だよ。モウリーニョは1年目に素晴らしかった。チームを改善して勝利した。確かに2年目はもう少し難しくなったけど、トライし、ベストを尽くしていた。それでも彼らはクビにしたんだ」

 フェライニはデイビッド・モイーズやルイス・ファン・ハールなど、モウリーニョの前任者たちも時間が与えられなかったと指摘している。

「チームを築きたければ時間が必要で、1、2年ごとに監督を代えてはいけない。4、5試合うまくいかないだけで、彼らは解任したがるけどね」

 さらに、フェライニは「ユナイテッドはサー・アレックス・ファーガソン時代にすべてに勝った。でも、誰が監督でも彼のようにやるのは簡単じゃない。過去の栄光に捉われてはいけないんだよ。

 ユナイテッドの人たちとそのサポーターは、それ(ファーガソン時代のような成功)を望む。でも、サッカーは変わったんだ。選手たちのメンタリティーも変わった」

 インターナショナルウィーク明けの次節、ユナイテッドは20日にホームでリバプールと対戦する。全勝を保つ首位との大一番は、スールシャールとそのチームの今季にどう影響するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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