今年７月に一度はマラガに移籍しながら、サラリーキャップ制による選手登録の問題が生じて34日間で契約を解除し、同じくラ・リーガ２部のウエスカに加入した岡崎慎司。その存在感はピッチ内外で着実に増している。

　ここまで７試合の出場で１ゴールながら、８節のジローナ戦で決めたスペイン初ゴールは、圧巻のボレーシュートだった。得点がなかった試合でも、たびたび惜しいチャンスを作り出しており、実際、ここ５試合連続でフル出場と、ミチェル監督の信頼をすっかり勝ち取っているようだ。

　そのサムライ戦士の加入で日本での注目度が上がっているため、クラブは公式ツイッターの日本語版を開設。その告知動画に、岡崎とキャプテンのミケル・リコが登場した。
 

　まず、１部での経験も豊富なスペイン人MFが「コンニチハ、ワタシハ ミケル デス」と日本語で挨拶。その後、日本代表FWが次のように続けた。

「こんにちは、岡崎慎司です。これからウエスカの日本語の公式アカウントでいろいろなニュースが載ると思います。ミケルはラーメンが作れるみたいなんで、今度僕も家に行ってご馳走になりたいと思います。これから頑張りますので、よろしくお願いします」

　そして岡崎が、ミケルに「お願いします」と言うように促すのだが、なんとも微笑ましいそのやり取りに、ファンから「和むわ～」「キャプテン、グラシアス」といった声が寄せられている。

　ウエスカは、現地時間13日に行なわれるラ・リーガ第11節で、ラシン・サンタンデールをホームに迎える。岡崎は３試合ぶりのゴールを、ファンに届けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部